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竹澤真利さん「殘すこと、伝えること」
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· 2019-07-30 · ソース:人民網 |
タグ: ボランティア;若者;中日交流 | ![]() 印刷 |
「外を見て內を知る」ということばがある。協力隊としての活動は終わってしまうが、すでにもう活動後に続く延長線が見えているような気がする。これも若い力と情熱で日本各地から世界各地へと派遣された協力隊に與えられた暗黙の使命なのかもしれない。
改めてこの2年間を振り返ってみると、私が當初志していたのは、「殘す」、「伝える」ということだった。やり方は自由で、何の制限もない。大學派遣とはいえ、活動の場は授業に限らない。足浴、レジ、道端、団體旅行、生活のすべてが活動の場だった。その中である中國人の方が「存在感」という言葉を教えてくれたのが今も印象に殘っている。「人に必要とされることで、存在感が生まれる。人はそこから自分の価値を見出しているのかもしれない。助け合いも尊重もそういうところから生まれてくるのかもしれない」と。中國人との交流は、中國語にも日本語にもある當たり前のように存在する言葉のその奧にある無意識化されていた概念を新たな角度から意識化させてくれることがある。
帰國前に乗ったタクシーで運転手が「日本とは歴史上いろいろあったけど、最近は中日関係もよくなったね」と笑顔で私に言った。私は「そうですね。今が未來の歴史になるんだから、不思議なものですね」と言った。人の心にどんな言葉が殘るのかは本當に人それぞれだが、日々の一期一會の出會いの中にも殘るものがあればいい。そのような何かをこれからも伝えていきたいと思う。
(青年海外協力隊 竹澤真利 湖南省湖南大學派遣 日本語教育)
「人民網日本語版」2019年7月30日
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