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MTA天漠音楽フェス2018で日中協働ごみゼロ活動
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· 2018-09-12 · ソース:北京週報 |
タグ: ボランティア;環境;中日交流 | ![]() 印刷 |
長年にわたり、中國ではごく普通の、愛らしい日本の若者たちが常に活躍してきた。彼らは自身の知識と熱意を中國の地に捧げてきた。彼らの中には社會人になったばかりの若者もおり、中國語もほとんど話せないものの、努力と楽観的な姿勢で、異國の地で人としての価値を実現させようとしている。日本國際協力機構(JICA)が中國に派遣するボランティアたち、それがこうした若者たちだ。ボランティアたちは通常、1~2年間中國に滯在し、そのほとんどが條件的にも厳しい遠隔地や貧困地域へと派遣され、そこで教育や醫療といった業務に従事し、現地の人々と一緒に生活する。人民網日本語版では「中國の日本人ボランティア」コンテンツにおいて、こうした日本人ボランティアたちが中國で経験したエピソードや思いを紹介する。
今回は日本環境教育ボランティアの秋吉楓さんが河北省の懐來天漠で開催された野外音楽フェスにおいて、中國と日本のNGOとNPOの若者を組織し、展開した「ごみゼロ活動」の狀況を紹介する。中日両國のボランティアたちは今回の音楽フェスを通じて、ごみの分別をPRし、ボランティア同士の信頼関係を築いていった。秋吉さんは今後は自身の配屬先である「自然の友」が獨立して今回のような活動を展開し、さらに活動のレベルを向上させていければと願っている。
5月18日-20日、北京から北に90km離れた河北省懐來天漠で開催された野外音楽フェスで日中のNGO?NPOの若者が手を攜えてごみゼロ活動を行いました。同フェスは4萬6千人の観客を誇るイベントです。
昨年、NPO i Pledgeが環境保護を手掛け、世界で最もクリーンなフェスと呼ばれている日本の「フジロックフェスティバル」に配屬先の同僚2名と環境保護ボランティアとして參加しました。今回、このようなご縁もあってこの日本のNPO iPledgeとコラボが実現しました。
配屬先にはこの活動を成功させることのほかに、ボランティアコーディネートを學ぶという目的がありました。フジロックに參加した際、iPledgeのコアスタッフ(ボランティアの中心となって活動するメンバー)が、ボランティアに対して明るく、獻身的に接してくれたことで、わたしたちボランティアは最後まで気持ちよく活動することができました。これまで職員2人がコアスタッフも兼任してきた配屬先にとって、コアスタッフの育成は今後の発展に不可欠な要素です。 そこで、フェス前にはiPledgeと一緒に中國人コアスタッフの事前研修を実施、フェス當日は7人のiPledgeのコアスタッフと通訳の計22人で、56人の中國人ボランティアに活動のレクチャーを行いました。ゲームなどを取り入れてお互いの距離が縮まる工夫をするほか、ボランティアの水分補給や體調確認などを意識的に行い、全員が平等に気持ちよく活動できるよう心掛けました。
當日のボランティアの活動內容は、會場內7カ所の分別ステーションで観客へごみ分別を呼びかけることです。初日は私たちの活動が理解できず、多くの観客が會場の分別不要のごみ箱にごみを捨てていました。すると、ボランティアたちが廃材の段ボールやメガホンを使用して活動の宣伝をしようと提案をしてくれ、次第に観客だけでなくフェスのスタッフも分別を手伝ってくれるようになり、最終日には、ごみだらけだったフードコートのテーブルはごみひとつない狀況になりました。悪天候で長時間の活動だったにもかかわらず、ボランティアが積極的に動いてくれたのは、トップダウンの関係でなく、お互いに信頼できていたからだと思います。
次の目標は、配屬先が自立して同様の活動を行うことです。そのためには、コアスタッフが更に活躍できるように場數を踏むこと、中國に適した方法を開拓していくことが必要だと思っています。環境保護活動のレベルの高い配屬先で私自身には伝えられるような技術や知識はなかなかありませんが、今後も、日本と配屬先?中國を繋ぐ架け橋となることで配屬先の更なるパワーアップに貢獻していきたいと思います。
青年海外協力隊員 NGO「自然の友」 環境教育 秋吉楓
「人民網日本語版」2018年9月11日
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