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世界のテレビ市場 中日韓の「三つ巴」から中韓一騎打ちへ
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· 2016-06-12 |
タグ: テレビ市場;中日韓;経済 | ![]() 印刷 |
IHS Technologyの世界の液晶テレビブランドトップ10によると、中國のテレビメーカーの出荷臺數も増加しており、16年は順位を大きく上げると見られている。サムスン、LGの韓國勢を除くと、海信、TCL、創維、海爾、長虹の5社が入り、日本のメーカーは初めてトップ5から姿を消している。各メーカーの16年の予想出荷臺數を見ると、トップ10だけで全體の72.8%を占めている。うち、TCLは1350萬臺、創維は1200萬臺、海爾は700萬臺、長虹は680萬臺と予測されている。同5社の出荷臺數は計5000萬臺を超えている。
業界関係者によると、中國のテレビメーカーは、中國の巨大な市場のメリットを頼りに、中國市場で、サムスンとしのぎを削ることになりそうだ。特に、この先數年は、中國のメーカーがコア技術の點で成長すると見られている。例えば、創維が先頭を走るOLED産業がある。また、インターネットが急速に普及しているのを背景に、インターネットメーカーも続々とテレビ業界に參入している。家電関連のコンサルティングを手掛ける奧維雲網の統計によると、16年、テレビ市場には、インターネットメーカー18社が參入しており、その販売臺數は1000萬臺を突破。シェアは21%に達している。
中國市場で中國と韓國のブランドが一騎打ち
IHS Technologyの予測によると、16年、世界の液晶テレビ市場は昨年並みの2億2千萬臺規模。業界関係者は、「韓國のサムスンとLGは、世界市場において今後も優位性を誇る。しかし、中國市場では中國のメーカーが立ちはだかるだろう。中國市場では、中國と韓國のメーカーが一騎打ちを繰り広げるだろう。サムスンはその爭いを受けて立ち、価格面でのメリットや発売時期などの面で、攻撃を仕掛けてくるだろう。また、中國市場をターゲットにした技術や商品も次々に打ち出す」との見方を示している。
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