中國米國商會が9日に発表した2021年度の「中國ビジネス環(huán)境調(diào)査報告」によると、外資系企業(yè)は中國における発展の見通しに引き続き楽観的な見方をしているという。調(diào)査に回答した同商會の會員企業(yè)の61％が「中國を一番目の投資先と考えている」と答えた。そして、「中國の外資系企業(yè)に対するさらなる市場開放の見通しを十分に確信している」との見方を示した。同時に、一部の會員企業(yè)は中國企業(yè)のグローバル化、中國國內(nèi)消費の増加、中國の進(jìn)んだデジタル化技術(shù)の応用などの要因を「主要なビジネスチャンス」ととらえていることがわかった。「北京日報」アプリが伝えた。

同報告によると、調(diào)査の結(jié)果からは、會員企業(yè)が生産?調(diào)達(dá)計畫の重大な調(diào)整を行なったことはうかがえない。「生産または調(diào)達(dá)を中國以外の地域に移転させることは考えていない」とした會員企業(yè)は83％に上った。

同商會のグレッグ?ギリガン會長は、「中國経済の回復(fù)は相対的に速く、これに米バイデン政権が誕生したことも加わり、當(dāng)會の會員企業(yè)は中國事業(yè)の成長に対して慎重かつ楽観的な態(tài)度を取っている」と述べた。同報告によると、「バイデン新政権の誕生後、政策をめぐる環(huán)境が安定に向かうのではないかとの期待から、會員企業(yè)の多くは21年の中米関係の方向性について相対的に楽観的だ。回答した會員企業(yè)のうち56％が20年は黒字だった」という。

新型コロナウイルス感染癥による打撃を受けながら、中國は20年に世界で唯一の國內(nèi)総生産（GDP）がプラス成長を達(dá)成した主要エコノミーになった。このことにより、回答した會員企業(yè)の26％が「20年の中國における稅引き前當(dāng)期純利益率が世界における同利益率を上回った」と答えた。19年はこの割合が22％だった。また75％が「今後2年間の中國市場の成長実現(xiàn)と中國経済の回復(fù)に対して楽観的な態(tài)度である」と答え、57％が「自社の利益達(dá)成のポテンシャルに楽観的な見方をしている」とし、その原因の一部として「中國のポストコロナ時代における経済回復(fù)ペースが相対的に速いこと」を挙げた。

商務(wù)部（省）の王文濤部長が2月24日に國務(wù)院新聞弁公室で行なわれた記者會見で、次にように述べたことが注目される。「私たちのたゆまぬ努力を通じて、中國は世界銀行のビジネス環(huán)境ランキングで大幅に順位を上げ、19年は31％になった。商務(wù)當(dāng)局から言えば、外資參入のハードルの引き下げを推進(jìn)し、20年の全國版、自由貿(mào)易試験區(qū)版、自由貿(mào)易港の3件のネガティブリストを著実に実施することが必要だ。同時に、私たちはすでに発表された新版の外商投資奨勵産業(yè)目録を著実に実施し、より多くの投資機會を創(chuàng)造することが必要だ。新版目録には127項目が加わり、中國の改革発展のボーナスを共有するものとなっている」。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月10日