ある時(shí)期から、「ブラック?スワン」的な事件や「灰色のサイ」のようなリスクが頻繁にみられるようになり、保護(hù)主義の高い壁を築く人、一國(guó)主義の古いやり方に後退する人が出てきて、経済グローバル化は逆流に襲われたかのようになった。だが歴史が証明するように、自己を封じれば世界を失い、最終的には自己をも失うことになる。習(xí)近平國(guó)家主席がアジア太平洋経済協(xié)力會(huì)議（APEC）首脳會(huì)議での基調(diào)演説で述べたように、「もし、壁を設(shè)置して、各國(guó)の経済上の密接な連攜を斷ち切るなら、経済法則や歴史の流れに逆らうだけでなく、各國(guó)の國(guó)民が望んでいることにも逆行する。それは近視眼的であり、成功することはない」のだ。

長(zhǎng)年にわたり、経済グローバル化という大きな流れにより、各國(guó)経済の資金フロー、技術(shù)フロー、製品フロー、産業(yè)フロー、人材フローは、日に日に融合し一體化してきた。アップル社が以前に発表したサプライヤーリストには、多くの國(guó)?地域の企業(yè)769社が含まれていた。つまり、開(kāi)放の方向性を堅(jiān)持し、開(kāi)放型の世界経済を共同建設(shè)することが、時(shí)代の流れに順応し、発展の可能性を開(kāi)拓するという大勢(shì)の趨くところだ。

當(dāng)然のことだが、経済グローバル化は両刃の剣でもある。グローバルな発展に力強(qiáng)いエネルギーも提供するが、いくつかの新たな狀況や新たな課題ももたらすことになる。世界経済が下ぶれの時(shí)期にある場(chǎng)合、グローバル経済の「パイ」を大きくすることは簡(jiǎn)単ではなく、成長(zhǎng)と分配、資本と労働、効率と公平との間の矛盾がより突出するようになり、先進(jìn)國(guó)と発展途上國(guó)はどちらも圧力と打撃を受ける可能性がある。これは世界全體が真剣に向き合わなければならない問(wèn)題だが、その答えは絶対に閉鎖された孤島に退卻することではない。保護(hù)主義と一國(guó)主義に反対するとの旗幟を鮮明にし、世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）を中核とした多國(guó)間貿(mào)易體制を守るこそ、開(kāi)放の中で共同利益を拡大し、協(xié)力の中でチャンスの共有を?qū)g現(xiàn)し、経済グローバル化を牽引してより開(kāi)放的、包摂?shù)膜恰ⅳⅳ蓼亭鲪{のある、均衡ある、ウィンウィンの方向へと発展することを可能にする。

このほど閉幕した第1回中國(guó)國(guó)際輸入博覧會(huì)には、多くの企業(yè)が參加し、成約見(jiàn)込額は578億3千萬(wàn)ドル（約6兆5053億円）に達(dá)し、中國(guó)市場(chǎng)の巨大な潛在力と中國(guó)の対外開(kāi)放への決意を世に知らしめた。今年は中國(guó)の改革開(kāi)放40周年であり、これまでの激動(dòng)の歴史的プロセスの中で、中國(guó)は門戸を開(kāi)き、世界を受け止め、世界中を驚かせた「中國(guó)の奇跡」を成し遂げた。より高い水準(zhǔn)の開(kāi)放によって開(kāi)放型世界経済の建設(shè)を推進(jìn)し、世界の共同開(kāi)放を推進(jìn)するという中國(guó)の歩みが止まることはない。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年11月20日