アジア通貨危機(jī)の対応

1997年の夏、アジアで稀に見(jiàn)る金融危機(jī)が発生し、多くの経済國(guó)の通貨や資産価値が30～40％暴落し、銀行や企業(yè)が空前の苦境に陥った。1998年になっても危機(jī)は継続して広がり、また深まり、ロシアや中南米などの國(guó)や地域にまで波及し、世界の外貨市場(chǎng)や株式市場(chǎng)、そしていくつかの國(guó)の政局の動(dòng)揺を引き起こした。 

中國(guó)は比較的慎重な金融政策と以前から取っていた一連の防止措置を?qū)g行していたため、危機(jī)の中でも直接的なダメージを受けることはなく、金融と経済は引き続き安定を保った。アジア通貨危機(jī)を緩和するため、中國(guó)政府は一連の積極的な政策を取り、中國(guó)の責(zé)任と役割を世界に見(jiàn)せた。 

一つ目は國(guó)際通貨基金がアジア関係諸國(guó)に対する援助に積極的に參加し、その枠組みの中で二國(guó)間チャネルを通じ、タイなどの國(guó)に総額40億ドル以上援助し、インドネシアなどの國(guó)に輸出信用や非常時(shí)無(wú)償薬品の援助をした。 

二つ目は中國(guó)政府が高度な責(zé)任のある姿勢(shì)で地域の安定と発展の大局を擁護(hù)することから出発し、大きな圧力に耐え、大きな代価を支払い、人民元切り下げを行わない決定を下し、アジアひいては世界の金融や経済の安定と発展に対し、重要な役割を果たした。 

三つ目は人民元切り下げを斷固として行わないこととともに、中國(guó)政府は努力して內(nèi)需を拡大し、経済成長(zhǎng)を促す政策を取り、國(guó)內(nèi)経済の健全的で安定した成長(zhǎng)を保ち、アジア経済の緊張狀態(tài)を緩和し、アジア経済の回復(fù)をけん引することに対し、重要な役割を発揮した。 

四つ目は中國(guó)が各関係側(cè)と協(xié)調(diào)して力を合わせ、地域と世界の金融協(xié)力に積極的に參加し、それを推し進(jìn)めたことだ。中國(guó)はアジア太平洋経済協(xié)力機(jī)構(gòu)第6回首脳非公式會(huì)議、東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）－中日韓およびASEAN－中國(guó)首脳非公式會(huì)議など多角的な舞臺(tái)で、中國(guó)の主張を提起し、各関係側(cè)と協(xié)調(diào)して力を合わせ、地域と世界の金融協(xié)力に積極的に參加し、それを推し進(jìn)めた。 

西部大開(kāi)発戦略

西部大開(kāi)発は20世紀(jì)末から21世紀(jì)初めにかけて、黨中央と國(guó)務(wù)院が鄧小平氏の中國(guó)現(xiàn)代化建設(shè)に関する「二つの大局」思想を貫いて行った重要な戦略的政策決定だ。1999年9月、中國(guó)共産黨第15期中央委員會(huì)第4回全體會(huì)議は、國(guó)が西部大開(kāi)発戦略を?qū)g施すると提起した。2000年1月、國(guó)務(wù)院は西部地區(qū)開(kāi)発指導(dǎo)グループを設(shè)立した。 

西部大開(kāi)発の全體計(jì)畫は三つの段階に分けられる。2001年から2010年までは基礎(chǔ)を固める段階、2011年から2030年までは発展を加速する段階、2031年から2050年までは現(xiàn)代化を全面的に推進(jìn)する段階だ。國(guó)は、西部開(kāi)発はインフラ整備を基礎(chǔ)として、生態(tài)環(huán)境保護(hù)を根本として、経済構(gòu)造の調(diào)整、特色産業(yè)の開(kāi)発を鍵として、科學(xué)技術(shù)の進(jìn)歩、人材育成に頼ることを保障として、改革開(kāi)放を原動(dòng)力として、経済を繁栄させ、各民族人民の共同富裕を出発點(diǎn)としなければならないと提起した。 

西部大開(kāi)発の範(fàn)囲は中國(guó)の12の省?自治區(qū)?直轄市を含み、面積は全國(guó)の71.4％を占める。自然、歴史、社會(huì)などの原因により、西部地區(qū)の経済発展は比較的立ち遅れている。西部大開(kāi)発戦略を?qū)g施し、中西部地區(qū)の発展を加速することは、內(nèi)需の拡大にとっては、國(guó)民経済の持続的な成長(zhǎng)を推進(jìn)し、各地區(qū)の経済の協(xié)調(diào)した発展を促進(jìn)し、共同富裕を最終的に実現(xiàn)し、民族の団結(jié)強(qiáng)化にとっては、社會(huì)の安定を守り、辺境の防衛(wèi)を強(qiáng)化し、非常に重要な意義を持っている。 

2017年初め、國(guó)務(wù)院は「西部大開(kāi)発『第13次5カ年』計(jì)畫」に正式に意見(jiàn)を書き加えて返答した。打ち出された総目標(biāo)は、2020年までに期限通りに小康社會(huì)を全面的に完成し、西部地區(qū)の総合的な経済的実力、人民生活のレベルと質(zhì)、生態(tài)環(huán)境の狀況がさらに新たな段階に上がるようにするというものだった。具體的目標(biāo)は、経済の持続的で健全な発展、革新駆動(dòng)型発展の能力の明らかな増強(qiáng)、モデルチェンジ?レベルアップの実質(zhì)的な進(jìn)展、インフラのさらなる改善、生態(tài)環(huán)境の実質(zhì)的な改善、公共サービス能力の明らかな増強(qiáng)という六つの內(nèi)容を含んでいた。 

東北舊工業(yè)基地振興戦略

東北地區(qū)などの舊工業(yè)基地の調(diào)整?改造の加速を支援することは、第16回黨大會(huì)が打ち出した重要任務(wù)で、黨中央が小康社會(huì)の全面的完成の全局に著目して出した重要な戦略的方策だ。2003年10月、黨中央と國(guó)務(wù)院が「東北地區(qū)などの舊工業(yè)基地の振興戦略実施に関する若干の意見(jiàn)」を公布したことは、東北振興戦略の正式なスタートを示していた。第18回黨大會(huì)以來(lái)、習(xí)近平同志を核心とする黨中央は新たな東北振興戦略を?qū)g施するための歴史的な政策決定を行った。2016年4月26日、「東北地區(qū)などの舊工業(yè)基地の全面振興に関する中國(guó)共産黨中央?國(guó)務(wù)院の若干の意見(jiàn)」が公布され、これは新時(shí)代の新たな東北振興促進(jìn)の綱領(lǐng)的な文書となった。 

東北振興の発展目標(biāo)は、2020年までに、東北地區(qū)が重要な分野と鍵となる段階の改革において大きな成果を挙げ、全國(guó)と同時(shí)期に小康社會(huì)の全面的完成という目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)することだ。この基礎(chǔ)の上で、さらに10年ほどの時(shí)間を使って、東北地區(qū)が全面的な振興を?qū)g現(xiàn)し、全國(guó)の重要な経済支柱帯、國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)力を持つ先進(jìn)設(shè)備製造業(yè)基地と重要技術(shù)設(shè)備戦略基地、國(guó)家新型原材料基地、現(xiàn)代農(nóng)業(yè)生産基地と重要技術(shù)イノベーション?研究開(kāi)発基地となることを目指す。改革を全面的に深化し、開(kāi)放を拡大することは、東北舊工業(yè)基地振興の根本的解決策だ。東北舊工業(yè)基地の全面的振興を加速することは、経済構(gòu)造の戦略的調(diào)整を促進(jìn)し、中國(guó)の産業(yè)の國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)力を高める戦略的措置で、地域間の協(xié)調(diào)発展を促進(jìn)し、新経済支柱帯をつくり上げる重要な任務(wù)で、中國(guó)の対外開(kāi)放の戦略的配置を改善する重要な施策で、國(guó)家の食糧安全を守り、北方生態(tài)安全バリアを構(gòu)築する有力な保障で、中國(guó)周辺と東北アジア地域の安全?安定に関わることで、意義が重大で、影響が深遠(yuǎn)だ。 

中部臺(tái)頭戦略

中部臺(tái)頭戦略は中國(guó)が中部経済區(qū)――河南、湖北、湖南、江西、安徽、山西の6省の共同臺(tái)頭を促進(jìn)する政策を指す。2004年3月、當(dāng)時(shí)の溫家寶総理が政府活動(dòng)報(bào)告の中で、初めて中部地區(qū)臺(tái)頭の促進(jìn)を明確に提起した。2006年4月、「中部地區(qū)臺(tái)頭促進(jìn)に関する中國(guó)共産黨中央?國(guó)務(wù)院の若干の意見(jiàn)」が正式に出された。2009年9月、國(guó)務(wù)院常務(wù)委員會(huì)は討論を行い、「中部地區(qū)臺(tái)頭促進(jìn)計(jì)畫」を原則的に可決した。計(jì)畫は、中部地區(qū)を、全國(guó)の重要な食糧生産基地、エネルギー原材料基地、現(xiàn)代設(shè)備製造およびハイテク産業(yè)基地、総合交通運(yùn)輸中継地となるよう建設(shè)し、東部地區(qū)を支え西部地區(qū)を?qū)Г?chǎng)と産業(yè)発展の優(yōu)位性を発揮する中で臺(tái)頭させ、中部地區(qū)の経済?社會(huì)の全面的な協(xié)調(diào)した持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)しなければならないと指摘した。2016年12月7日、國(guó)務(wù)院常務(wù)委員會(huì)は審議を行い、「中部地區(qū)臺(tái)頭促進(jìn)計(jì)畫（2016－2025）」を可決した。その戦略的ポジショニングは、もともとの「三つの基地、一つのターミナル」の基礎(chǔ)の上で、さらに発展して「一つの中心、四つのエリア」という新たなポジショニングになった。すなわち、全國(guó)の重要先進(jìn)製造業(yè)の中心、全國(guó)の新型都市化重點(diǎn)エリア、現(xiàn)代農(nóng)業(yè)発展核心エリア、生態(tài)文明建設(shè)モデルエリア、全方位開(kāi)放重要支援エリアだ。中部臺(tái)頭は、中國(guó)の地域経済協(xié)調(diào)発展戦略の重要な構(gòu)成部分で、小康の全面的な実現(xiàn)の重要な支えで、経済、政治、社會(huì)の発展などの面において非常に重要な戦略的意義を持っている。