第14回G20サミットが28、29日に日本の大阪で開催され、習(xí)近平國(guó)家主席が出席する。北京の學(xué)者は「中國(guó)側(cè)はこの國(guó)際経済協(xié)力の主要フォーラムで世界経済について『診斷を下し、処方箋を書く』」と指摘する。中國(guó)新聞社が伝えた。

■世界経済について「診斷を下す」

張軍外交部長(zhǎng)助理（外務(wù)次官補(bǔ)）は24日の國(guó)內(nèi)外プレス向けブリーフィングで「現(xiàn)在、一國(guó)主義と保護(hù)主義が國(guó)際経済秩序に深刻な打撃を與え、世界経済の抱えるリスクと不確定性が著しく高まっている」と指摘した。

中國(guó)國(guó)際経済交流センターの張燕生首席研究員は取材に対し、現(xiàn)在の3大リスクとして（１）憂慮すべき世界経済情勢(shì)（２）世界経済の不均衡（３）グローバル?ガバナンス理念をめぐる溝――を挙げた。

中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院の陳鳳英研究員も國(guó)際通貨基金（IMF）の報(bào)告を引用して「現(xiàn)在世界経済は貿(mào)易関係の緊張、経済の下方リスクを抱えている」と述べた。世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）は4月に公表した報(bào)告で、貿(mào)易摩擦のエスカレートや経済の不確定性の高まりなどによる影響を考慮して、今年の世界貿(mào)易の成長(zhǎng)率予測(cè)を前回の3.7％から2.6％に引き下げた。

張軍氏は「習(xí)主席によるG20サミット出席または主催は7回連続となる。習(xí)主席は大阪サミットで4段階の全體會(huì)合に出席し、世界経済情勢(shì)に対する見解と主張を詳しく説明し、現(xiàn)在存在する問題の根本的原因を探り、正しい診斷を下し、良い処方箋を書くべく盡力し、世界経済の大きな方向をしっかりと把握する」と説明した。

■中國(guó)側(cè)の主張を明らかに 

「中國(guó)は世界経済の不均衡を進(jìn)行させるのではなく、世界経済の均衡に貢獻(xiàn)している」。張燕生氏は「世界金融危機(jī)が勃発して以來、世界経済成長(zhǎng)への中國(guó)経済の寄與率は年30％以上に達(dá)した。翻って、『米國(guó)第一』の旗印を掲げるトランプ政権のやり方を見ると、一國(guó)主義によって國(guó)際秩序に挑戦し、保護(hù)主義によって多角的貿(mào)易體制に打撃を與えており、世界で最も不安定な要因となっている」と指摘した。

世界経済の成長(zhǎng)、グローバル?ガバナンスの整備、リスクと試練への対処における中國(guó)の重要な貢獻(xiàn)は誰の目にも明らかだと専門家は指摘する。大阪サミットの主要関連會(huì)合としてすでに開催されたG20財(cái)務(wù)大臣?中央銀行総裁會(huì)議と貿(mào)易?デジタル経済大臣會(huì)合での一連の成果には「中國(guó)の主張」が多く盛り込まれている。

中國(guó)の鄒加怡財(cái)政副部長(zhǎng)（財(cái)政次官）は24日のブリーフィングで「サミット前の最後のG20財(cái)務(wù)大臣?中央銀行総裁會(huì)議は『質(zhì)の高いインフラ投資に関するG20原則』を承認(rèn)した。この成果文書は中國(guó)側(cè)の一貫して提唱する『共に話し合い、共に建設(shè)し、共に分かち合う』『コネクティビティ』といった重要理念を反映しており、杭州サミットでの共通認(rèn)識(shí)を深化?継続したものだ」と説明。會(huì)議がグローバル?インバランスに関する見解も承認(rèn)したことに觸れ「中國(guó)の外部インバランス削減の得た重要な進(jìn)展及びグローバル?インバランスの改善への多大な貢獻(xiàn)を多くの國(guó)が評(píng)価している」と述べた。

まもなく開催される大阪サミットに向けて、中國(guó)側(cè)は各國(guó)と共に多國(guó)間主義を斷固として守り、G20の正しい方向をしっかりと把握し、グローバルな試練に共同で対処する意向を強(qiáng)調(diào)している。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月26日