今年の夏は各地で記録的な降水量となり、河川が警戒水位を超え、水位や水量などの狀況は深刻で、一部の地域では中國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験も影響を受けた。工人日報(bào)が伝えた。

今年6月1日以來、南方地域では大雨が斷続的に降り、中央気象臺(tái)はほとんど毎日豪雨警報(bào)を発令し、ここ10年における連続日數(shù)記録を塗り替えた。

ネットでは、今年の大雨と1998年の比較狀況を質(zhì)問する聲があがった。中央気象臺(tái)の統(tǒng)計(jì)によると、今年6月1日から7月6日にかけて、長江流域の累計(jì)降雨量はこの60年で2番目に多く、最も多かったのは2016年で、3番目は1998年となっている。6-8月の3ヶ月の降雨量統(tǒng)計(jì)でみると、1998年の記録が依然として観測史上最高だという。

降雨の影響を受け、7月1日12時(shí)の時(shí)點(diǎn)で、例年同期より多い304本の河川で警戒水位超えの洪水が発生している。特に6月に入って以來、全國で計(jì)277本の河川で警戒水位超えの洪水が起きており、警戒水位を超えた河川総數(shù)の91％を占めている。

また応急管理部（省）によると、7月3日9時(shí)の時(shí)點(diǎn)で、今年に入ってから26省?自治區(qū)?直轄市が水害に見舞われ、延べ1938萬人が被災(zāi)、延べ87萬5000人が緊急避難し、直接的な経済損失は416億4000萬元（1元は約15.36円）に及んでいる。

頻繁な大雨はいつ弱まるのか？

中國天気網(wǎng)気象分析師の石妍氏は、「10日以降、長江中下流地域では降雨が弱まり、7月中旬には降水量の多い地域が次第に黃淮から華北一帯へと移ることが予想される。このところの大雨の地域、特に貴州省東北部、湖南省西北部、湖北省西南部と東部、江西省北部、安徽省南部などとかなり重なっている」と分析。現(xiàn)地の天気予報(bào)と水位?水量情報(bào)に注意し、降雨のピーク期や冠水しやすい道路區(qū)間を避けると同時(shí)に、土砂災(zāi)害や山津波、中小河川洪水などの災(zāi)害を防止するよう注意を呼びかけている。（編集AK）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月9日