中國西部の多くの地域では、教師の資質(zhì)とレベルの低さと教學(xué)設(shè)備の少なさから、その英語レベルが劣っており、正しい発音をマスターすることができない學(xué)生がかなり多かった。一部の地域では、訛りがかなりひどい英語しか話せないという始末だった。だが、ネットワーク技術(shù)が普及するにつれて、多くの地方で、「インターネット＋教育」という貧困者支援モデルの採用が積極的に模索されるようになり、子供たちは、モバイル端末やPCを通じて新たな知識を得て、発達(dá)地域と同じように質(zhì)の高い教學(xué)資源を利用できるようになり、それによって彼らの英語レベルも著実に向上している。

張さんの英語の発音は、今こそとても標(biāo)準(zhǔn)に近づいているものの、彼女は、「1年前は、自分も含めクラスメートたちの英語の発音レベルはみんな大したことなく、話すスピードやイントネーションに問題があっただけではなく、発音にもきつい訛りがあった」と話す。

張玲先生は、「もともとは英語の授業(yè)で、生徒たちが積極的に話すことはなかった。なぜなら皆自分の発音に自信がなかったから。そのため書けるし、読めるが話せない英語で、発音練習(xí)しなければしないほどますます英語を話すことが出來なくなってしまい、それが、英語學(xué)習(xí)に対する生徒たちの興味にまで悪影響を及ぼしていた」という。

現(xiàn)地の教育當(dāng)局は、今から1年前、ある企業(yè)の支援を受けて、鳳翔県競存中學(xué)や紙坊中學(xué)などの學(xué)校に対して、電子教學(xué)設(shè)備を無償で提供し、「インターネット＋英語」のオンライン?スマート授業(yè)を開講した。張さんやクラスメートは、毎日タブレットPCを使って、學(xué)習(xí)用ソフトを無料で利用することが可能となり、有名教師の公開授業(yè)を視聴し、興味深い方法で英単語を覚えることが可能となった。さらには、英語の映畫の吹き替えなどさまざまな方法で、発音を段階的に矯正し、英語レベルを高めることができた。

中國國家教育部（省）は今年4月、中國「教育の情報(bào)化2．0行動計(jì)畫」を発表し、教育の情報(bào)化を通じて、教育の貧困者支援?スマート化支援事業(yè)を積極的に展開して、「インターネット＋」と貧困脫卻の深いレベルでの融合を推し進(jìn)め、教育の貧困者支援と教育のバランスの取れた発展を後押しする上で教育の情報(bào)化という手段を十分に活用し、都市?農(nóng)村教育の一體化発展を促進(jìn)するよう求めた。

12日、希望プロジェクト「比翼行動」教育の情報(bào)化?公益プロジェクト寄贈オープニングセレモニーが陝西省寶鶏市鳳翔県で行われた。同公益プロジェクトが創(chuàng)設(shè)されて以來、実施に至ったのは、今回が初めてのことで、今後3年間で陝西省西安市周至県や寶鶏市鳳翔県など11県（區(qū)）に対し、現(xiàn)金計(jì)4200萬元（約6億8千萬円）および教育の情報(bào)化のための設(shè)備が寄贈される。

陝西省寶鶏市鳳翔県スポーツ局基礎(chǔ)教育擔(dān)當(dāng)の趙永鋒氏は、「これまで長い間、西部地區(qū)と東部沿岸など発達(dá)地區(qū)との教育レベルには、かなり大きな格差が存在していた。特に、英語教育においては、西部地區(qū)の資源の乏しさが顕著だった。今回のプロジェクト実施後は、學(xué)生が、新たな知識や新たな思想、そして新たな學(xué)習(xí)方法を身に著ける上で、非常に有益となるだろう」とコメントした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月15日