
ユーロ2016(歐州サッカー連盟UEFAが主催する、ナショナルチームによる歐州選手権大會)が始まった。南寧の多くのサッカーファンは、徹夜で試合を観戦している。當然のことながら、コールドドリンク、おつまみ、ビール、あぶり焼きの摂取量も増える。過去の例を見ると、ワールドカップやユーロの大會が終わったあと、病院の泌尿器科や呼吸器內科の外來を訪れる患者の多くはサッカーファンだ。1カ月間にわたり徹夜でサッカー観戦を続けたうえ、十分な休息時間を確保しておらず、長い間座った姿勢のまま不規則な飲食生活を続けたことから、身體がSOSを出したのだ。広西新聞網が伝えた。
広西中醫薬(漢方醫薬)大學付屬瑞康病院呼吸器內科の醫師は、「これまでの経験から、ワールドカップやユーロ開催中多くのサッカーファンは、徹夜で試合を観戦しながら冷たいビールやあぶり焼きなどをだらだらと食べ続けることで、喉の痛み、発熱、風邪など一連の癥狀を発癥するケースが多くみられる。また、水の代わりにビールを飲み、長い間テレビの前に座ったままで試合を観戦し続け、尿意を催してもトイレを我慢したため、尿路結石を患う人もいる」と警告した。
同大學第一付屬病院仁愛分院外科の梁永秀科長は、「徹夜は身體によくない。特に心臓へのダメージが大きい。夏に疲労が溜まる、徹夜することなどで、精神的に元気がなくなり、免疫力が低下しやすい。すると、細菌性胃腸炎などさまざまな病気を引き起こす恐れがある。高血圧、心臓病、冠狀動脈性心臓病、糖尿病、神経衰弱などの病気を患っている人々は、徹夜して試合観戦することは絶対に避けるべきだ。スポーツの試合を見ると興奮しやすく、徹夜すると簡単に急性の発作が起きる可能性がある」と指摘した。