世界経済フォーラム第9回年次総會（夏季ダボスフォーラム）が今月9日から11日にかけて大連市で開かれる。「経済成長の新たな青寫真を描く」をテーマに、中國経済の「新常態(tài)（ニューノーマル）」、國際生産能力協(xié)力といった経済分野の議題の他、ロボットや無人機、中國夢工場なども各界の注目を集め、本フォーラムの議題となる。新華網(wǎng)が伝えた。

本フォーラムはイノベーション、企業(yè)家精神、科學、そして技術が一體となった世界規(guī)模の祭典である。3日にわたって150ものサブフォーラムが開催され、內(nèi)容はロボット技術から中國の世界経済における役割に至るまで幅広く、科學技術の変革、衰退する業(yè)界、経済の不確定性、中國の新常態(tài)、環(huán)境の限界、人間の意義の6大テーマを巡り議論され、ロボット、無人機、ビッグデータ、健康といった各新技術の異なる分野での応用成果も紹介される。

主催者側(cè)によると、本フォーラムではこれまでの創(chuàng)造研究室、「未來を考える」シリーズ會議、テレビディベートといった形式の他、神秘の洞窟、スローモーション下の地球、シドラ灣上空の雲(yún)、ヒューマンマシン協(xié)力行動展など特色ある活動も組み込まれる。出席者はパノラマ眼鏡をかけてシリアの難民生活を體験したり、中國西部地域の莫高窟を探検したり、直感的に地球の変遷を観察したりすることもできるという。

また、科學者による情景シミュレーションを通じたディベートも行われ、出席者はトップクラスの専門家とエンジニアらと人工知能や遺伝子組み換え、神経影像に至る各分野の最新のイノベーション技術について議論するとともに、潛在するリスクや「野蠻な成長」狀態(tài)がもたらす技術と倫理のリスクをも議論する。

科學技術の成果や、それが経済、社會発展にもたらす影響の他、「中國夢工場」もまた、今年のフォーラムの議題の一つとなった。映畫館からオンライン放送まで、中國は如何にして未來のメディアや娯楽業(yè)界に影響を與えていくのかを議論するものだ。フォーラムでは、世界各國の文化産業(yè)で影響力のある専門家や學者などが「中國夢工場」を巡り議論し、如何にしてイノベーション人材を育て、中國ブランドの発展を促し、國際協(xié)力を強化していくのかといった課題について議論を行う。（編集IM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月9日