ホーム >> 新著ニュース >> 本文 |
中國基礎科學國際競爭力青書、2015年版が発表
|
· 2015-08-05 |
タグ: 青書;新著ニュース | ![]() 印刷 |
中國は世界の科學の舞臺で、どれほど高い競爭力を持つのだろうか?中國科學院文獻情報センターがこのほど発表した「中國基礎科學國際競爭力青書2015」によると、中國は長年に渡り科學研究の分野で力強い成長を維持しているが、その発展はモデルチェンジ、構造調整、質の向上を必要としている。中國科學報が伝えた。
同青書によると、基礎研究の論文を主な収録範囲とする引用索引「SCI(Science Citation Index)」に収録された中國の學術論文は、2009?2013年の間に80%増加したが、その學術的な影響力については伸び悩んでいる。先進國と比較して、中國の科學研究成果の知識交流の多くが同じ分野の中に限られており、分野を跨ぐ知識の融合が依然として不足している。
青書の研究チームの責任者である楊立英氏は、170以上の學科間の論文相互引用関係に基づき、「分野を跨ぐ知識融合の現狀は、論文間の引用関係に基づく計算と分析から明らかにすることができる」という結論を導き出した。同チームによると、米國の論文引用は広い分野に跨っているが、中國の場合は類似する分野間の引用が多いという。
科學研究の規模と質向上の不均衡も、同チームに重視された。同青書によると、中國の2013年の論文収録數は世界2位(全體の15.9%)であったが、被引用數は7位(全體の5.3%)だった。中國が取得した重要な研究結果は世界の9.6%を占めた。中國の高水準の成果の過去5年間の平均成長率は17.7%に達し、科學技術強國を大幅に上回った。
同青書によると、中國の學科別の発展ぶんかには大きな差があり、生命科學の発展が遅れているという。學科の地位を見ると、生命科學は先進國で中心的な分野になっているが、中國の研究規模は米國に遠く及ばない。また重要な成果を見ると、中國の生命科學が世界に占めるシェアは約2%で、米國は同じ時期に約50%に達していた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月4日
|