２０１８年、中國の経済発展は基本的に安定し、健全な発展の流れが続いた。２０１８年の中國の経済成長率は６．６％前後であると見込まれている。２０１８年の中國経済の狀況をポイントで振り返る。 

１點目は、産業(yè)構(gòu)造の最適化が続き、モデルチェンジ?アップグレードと構(gòu)造調(diào)整の流れが好転したことだ。２０１８年第１～第３四半期、第一、二、三次産業(yè)の生産額が國內(nèi)総生産（ＧＤＰ）に占める割合はそれぞれ６．５％、４０．４％、５３．１％だった。その中でも、第三次産業(yè)のＧＤＰ成長への支えとしての役割はより強(qiáng)化された。また、供給構(gòu)造は引き続き最適化した。サービス業(yè)の內(nèi)部構(gòu)造から見ると、現(xiàn)代サービス業(yè)の成長は比較的速く、情報通信、ソフトウェア、情報技術(shù)などのサービス業(yè)は３０％以上の成長を、そしてレンタルとビジネスサービス業(yè)は１０％前後の成長を維持した。 

２點目は、固定資産投資の拡大ペースが鈍化し、投資構(gòu)造が最適化し続けたことだ。２０１８年、固定資産投資の拡大ペースが全體的に緩やかになるという流れに対し、中國共産黨中央と國務(wù)院は安定した投資に向けた一連の政策?措置を打ち出し、インフラなどの分野を強(qiáng)化し、安定した投資に積極的な役割を発揮した。製造業(yè)は投資拡大をもたらす重要な原動力となり、農(nóng)業(yè)、環(huán)境保護(hù)、民生など不足のある分野への投資は比較的速く増加し、投資構(gòu)造は現(xiàn)在も最適化し続けている。 

３點目は、消費の増加ペースが緩やかになり、消費のアップグレードの流れが続いたことだ。２０１８年第１～第３四半期、最終消費支出のＧＤＰ成長への寄與率は７８．０％であり、前年同期比で１４．０ポイント増加し、また資本形成総額のＧＤＰ成長への寄與率は３１．８％だった。中國の経済成長を牽引するという消費の役割はより強(qiáng)まり、需要構(gòu)造は改善し続けた。 

４點目は、新たな原動力が力を発揮し続け、経済の効果と利益が引き続き向上したことだ。工業(yè)においては、ハイテク製造業(yè)と戦略的新興産業(yè)はいずれも比較的速い成長を維持しており、具體的な製品で言うと、工業(yè)用ロボット、集積回路、新エネルギー車などの新製品の生産量が急速に成長し続けた。また、サービス業(yè)においては、２０１８年上半期の戦略的新興サービス業(yè)とハイテクサービス業(yè)の営業(yè)収入も１５％前後の成長を維持し、新たな需要も急速に増加している。全國の一定規(guī)模以上の工業(yè)企業(yè)の利益総額は２０１８年１～１１月で６兆１１６８億８０００萬元に達(dá)し、前年同期比１１．８％増となった。 

供給側(cè)と需要側(cè)、どちらの面から見ても、中國経済の持続的で安定したファンダメンタルズは変わることがなく、またモデルチェンジ?アップグレードと構(gòu)造調(diào)整の好調(diào)な流れが変わることもない。しかし外部環(huán)境がより厳しく複雑となっており、中國で長期的に蓄積されてきた構(gòu)造的矛盾が依然として大きく存在していることにも目を向ける必要がある。 

２０１９年を展望し、中國経済の現(xiàn)在の良好な狀態(tài)や流れは変わることなく、成長ペースは新常態(tài)（ニューノーマル）の中、合理的な範(fàn)囲であり続けると予測する。 

「北京週報日本語版」2019年1月11日