中國原子力業(yè)界協(xié)會専門家委員會副主任の徐玉明氏は、「中國の原子力発電の発展は依然として戦略的チャンス期にある」と見ている。徐氏は次のように分析する。「原子力発電は現(xiàn)在唯一石炭との大規(guī)模な代替が可能で、電力網(wǎng)に安定した信頼性の高い電力を供給できるエネルギーだ。中國のグリーン低炭素エネルギー體系構(gòu)築において欠かせないものであり、しかも現(xiàn)在の原子力発電設(shè)備及び発電電力量のシェアは低く、十分な発展の余地がある」。 

しかし軽視してはならないのは、中國の原子力発電の発展も安全性や経済性、イノベーション、國民の理解と支持など多くの課題に直面していることである。 

「一帯一路」著手で海外進(jìn)出が加速 

國內(nèi)市場と比べ、中國の原子力発電の海外進(jìn)出のほうは大いに勢いづいている。「華竜一號」を主とする獨(dú)自に研究開発した原子力発電技術(shù)は、國のトップが積極的に海外へアピールし、國の名刺のような役割を果たしている。 

調(diào)べたところによると、中國広核集団はすでにチェコ、ケニア、タイなど２０カ國余りの同業(yè)種企業(yè)や政府主管部門と原子力発電協(xié)力に関する了解覚書や協(xié)力意向書を交わしている。 

徐氏は次のように指摘する。「中國はすでに完全で整った原子力発電産業(yè)體系を構(gòu)築しており、原子力発電主要設(shè)備の製造能力、原子力発電所の建造能力ともに世界一である。一方で世界には原子力発電発展の巨大なニーズがある。これは中國の原子力発電が海外進(jìn)出する非常によいチャンスだ」。 

モラン氏は次のように見ている。「中國の原子力発電が海外進(jìn)出する歩みを遅くすることはできない。『一帯一路』（「シルクロード経済ベルト」と「２１世紀(jì)海のシルクロード」）関係國は中國が発掘に努めるべき市場だ。同時(shí)に、西歐や米國、日本など一部の國?地域では老朽化した発電所を淘汰し、新たな原子爐を建設(shè)する必要がある。中國にはこうした市場を開発するチャンスがあり、またその実力も備えている」。 

注意するべきは、原子力発電プロジェクトは長期的かつ安定して投資回収が可能だとはいえ、その実施過程には、高い技術(shù)が必要で、資本投入が大きく、回収期間が長いという特徴がある點(diǎn)だ。元商務(wù)部副部長で中國國際経済交流センター副理事長の魏建國氏は、「現(xiàn)在原子力を推進(jìn)する上で最大の障害となっているのは、いかにして原子力と全過程にわたるグリーンファイナンスとを結(jié)びつけるかだ」と指摘している。