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帰って來た円明園馬首銅像!十二獣首銅像のうち7體が返還
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· 2019-11-14 · ソース:人民網 |
タグ: 文化財;蕓術;文化 | ![]() 印刷 |
円明園馬首銅像の寄贈式が13日午後、北京市の國家博物館で行われた。馬首銅像は澳門(マカオ)地區の実業家であるスタンレー?ホー氏によって寄贈され、北京の円明園管理処に収蔵される予定となっている。
現在までに、円明園十二生肖獣首銅像のうち鼠首、牛首、虎首、兎首、馬首、猴(猿)首、豬(豚)首の7體が返還された。2018年、流出した竜首銅像とみられる品がオークションに出品された。しかし蛇首、羊首、鶏首、狗首は現在も行方不明となっている。
円明園馬首銅像は、清代に造営された円明園長春園の西洋建築群「海晏堂」の外に設置されていた十二生肖獣首噴水の主要な構成部分の一つ。1860年に英仏連合軍が北京に侵攻し、円明園が強奪と焼き打ちに遭った際、馬首銅像は他の11體の獣首銅像とともに海外に流出した。
馬首銅像はイタリア人のジュゼッペ?カスティリオーネが設計し、東西の蕓術理念と設計スタイルを融合し、清代乾隆年間に宮廷の職人たちによって丹念に製作された。精錬された銅を材料とし、落ち著いた深い色合いで、ロストワックス一體鋳造法で鋳造されている。まるで本物のように生き生きとしており、毛並みやたてがみも克明に表現され、百年の歳月を経ても腐食することなく、極めて高い工蕓レベルを示しており、非凡な中國古代蕓術品となっている。
2007年8月、國家文物局は円明園馬首銅像が香港サザビーズのオークションに出品されるとの情報を得て、すぐさま公開オークションを中止するよう求める斷固たる立場と文化財の返還を求める要望を伝えたところ、香港サザビーズはこれに積極的に協力した。9月、こうした狀況を知ったスタンレー?ホー氏は、強い祖國への想いと責任感から、気前よく資金を出して流出した馬首銅像を買い取り、この流出した文化財の百年以上にわたる「放浪生活」に終止符が打たれた。その後、馬首銅像は香港?マカオ地區で公開展示されていた。
國家文物局の交渉を受けて、今年11月、スタンレー?ホー氏は馬首銅像を正式に國家文物局に寄贈することを決めた。
寄贈式の後、馬首銅像は他の6體の獣首銅像と北京で「再會」し、文化?観光部(省)と國家文物局が主催した「回帰の路--新中國成立70周年流出文化財返還成果展」で展示された。中國國家博物館の北2、3展示ホールで、11月27日まで一般公開されている。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年11月14日
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