京杭大運(yùn)河沿いに位置する河北省泊頭市は、かつて豊かな泥人形文化を築いた。明清時(shí)代、運(yùn)河の両岸にある多くの農(nóng)村では自宅工房という形で泥人形を制作していたという。 

泊頭市の「三癡齋」泥人形工蕓は清朝の光緒年間（1875～1908年）に始まり、その作品のほとんどは民間伝承、神話、古典の名作を題材にしている。「三癡齋」泥人形の素材はこだわり抜かれ、色は明るく調(diào)和し、造形は美しく趣がある。 

宋長(zhǎng)峰さん（39歳）は「三癡齋」泥人形の4代目伝承人だ。6歳の頃より「三癡齋」泥人形の世界に足を踏み入れ、祖父と父から教えを受けた。2004年には泊頭市文廟鎮(zhèn)軍西村の自宅敷地內(nèi)にアトリエを構(gòu)え、弟子をとるようになった。また小中學(xué)校でも泥人形作りの指導(dǎo)者として、泥人形に関しての知識(shí)や技法を教えている。2013年に「三癡齋」泥人形は河北省の第5期無(wú)形文化遺産に登録された。 （寫(xiě)真は全て新華社の牟宇記者が撮影） 

「三癡齋」泥人形を制作する宋さん