安娜さんは言う。「內(nèi)戦や疫病、天災(zāi)の苦しみを嫌というほど味わってきた國や地域では、醫(yī)療施設(shè)やシステムがひどく破壊されています。それに加えて、現(xiàn)地の人々の文化観念の違いや醫(yī)學(xué)知識(shí)の不足もあって、産婦と新生児の死亡率は高いまま。とても悲観的な気持ちになります。毎日、死と再生を目の當(dāng)たりにするんです。どれだけの女性たちが、重體に陥りながら救いを求めてもがいていることか。仕事は確かにしんどいですが、こうした産婦を助けることができるという喜びがあることで、自分の仕事をより肯定できるし、多くの経験を得ることができる。とても幸運(yùn)だし、満足しています」。

國境なき醫(yī)師団 

獨(dú)立した、非営利の國際醫(yī)療人道救援組織。１９７１年にパリで設(shè)立された。救援プロジェクトを展開した國と地域は世界６０以上に及ぶ。西アフリカのエボラ出血熱、ネパールの大地震など、深刻な突発的災(zāi)害が発生すると、世界範(fàn)囲で緊急救援派遣人員を募集する。また、一部に長期プロジェクトもあり、現(xiàn)地の醫(yī)療條件を評(píng)価した後、醫(yī)療拠點(diǎn)を設(shè)置し、醫(yī)療援助と再建を提供する。派遣期間は通常１～６カ月で、プロジェクト補(bǔ)助金が支給される。

「北京週報(bào)日本語版」2016年12月7日