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蟲垂には抗がん作用が! 人體の「無駄な器官」、実は有用 海外メディア
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· 2016-11-25 |
タグ: 健康;醫學;社會 | ![]() 印刷 |
世間の人々はこれまで、「脾臓はあまり大切な臓器ではない」、「扁桃體と蟲垂は全く役に立たない。これらは先祖返り現象であり、退化した器官にすぎない」といった認識を持っていた。現代醫學はこれらの問題について、どのように評価しているのだろうか?海外メディアの報道を引用して新華社が伝えた。
○蟲垂―抗がん作用
ロシア紙「コムソモリスカヤ?プラウダ(電子版)」の今月19日付報道によると、米ニューヨークの腫瘍科専門家が、消化系癌を患っている數百人の患者を検査したところ、彼らの84%が蟲垂を切除していたことが判明した。ある考え方では、蟲垂は単なる退化した器官、あるいは「炎癥を記録する器官」ではなく、人體における免疫システムの重要な構成要素であり、人體の恒常性機能を高めることで、調和した體內循環システムの維持をサポートする役割を備えるとしている。
○扁桃體―抗菌作用
最新の研究によると、扁桃體の役割は外部からの感染攻撃から人體を守ることだという。扁桃體は、空気とともに體內に入ってくる有害微生物の7割を遮斷することができる。また、扁桃體から分泌される物質は造血細胞の合成に一役買っている。
○脾臓-血液のアンチエイジング
脾臓は造血、老化?衰弱していく血液細胞を一掃し、免疫反応を高める役割を備えている。また、脾臓は唯一の血液ろ過器でもある。最新の醫學では、脾臓のろ過機能を利用した敗血癥の治療方法を模索しており、ブタの脾臓で患者の血液をろ過する試みが進められている。
○胸腺―免疫力の保護?向上
胸腺が重要な免疫システム器官の一つであることが分かったのは、つい最近のことだ。胸腺に移動した骨髄幹細胞は、リンパ球の一種であるT細胞になり、細菌やウィルスを退治してくれる。
○尾骨―脊柱を保護
スキーやスケートなどのウィンタースポーツをしている最中に、尾骨を骨折するケースは少なくない。尾骨を骨折すると、非常に痛いうえ、骨折部位が接合するまで時間がかかり、全身の健康が損なわれる恐れがある。尾骨切除手術を受けた患者の5割以上が、內蔵下垂や脊柱に関する問題を抱えている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月25日
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