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溫室効果ガス排出量の増加率が低下、中國が大きく貢獻
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· 2015-12-03 |
タグ: 排出量;溫室効果ガス;社會 | ![]() 印刷 |
世界経済が目覚ましい成長を遂げているが、2014年の溫室効果ガスの排出量は0.5%しか増えなかった。中國科技報が伝えた。
オランダ環境評価庁(PBL)と歐州委員會合同研究センターの報告書によると、炭素排出量は21世紀の最初の10年間で、年平均3-4%のペースで増加したが、過去3年間に渡りこのペースは大幅に低下した。
同報告書によると、その最大の要因は中國だ。経済成長の減速、よりクリーンなエネルギーの採用、エネルギー集約型製造業の減少により、中國経済のエネルギー強度が低下した。中國の2014年の炭素排出量は0.9%の増加に留まった。中國経済は7%成長したが、石炭消費量はほぼ橫ばいとなっている。
世界自然保護基金「世界気候変動とエネルギー委員會」のサマンサ?スミス代表は、世界の気候変動対応における中國の取り組みは稱賛に値すると述べた。フランスのファビウス外相は11月28日、中國の行動は各國がパリで新たな世界気候変動協定を締結するため積極的なシグナルを出したと評価した。
スミス氏は、中國の溫室効果ガス排出制限、および國連気候変動枠組條約で提起された「共通だが差異ある責任」という原則を稱賛し、「中國は開発途上國だが、『國家自主貢獻』などの形式により、気候変動の対応に関する大きな約束をした。中國はまた、『中國気候変動南南協力基金』の設立に向け、200億ドルを出資することを宣言した」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月2日
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