90後の過(guò)剰な消費(fèi)をあおる業(yè)者もある。

アップルはかつて、音楽プレイヤー「iPod」（アイポッド）のバッテリー壽命を18ヶ月と設(shè)計(jì)し、スマートフォン「iPhone」（アイフォーン）を修理しにくくし、わざと新型の5角形のネジを採(cǎi)用していた。こうしたやり方は企業(yè)側(cè)の「計(jì)畫(huà)的スクラップ戦略」と呼ばれた。メーカーがわざと故障しやすい製品を作り、消費(fèi)者が新たにお金を払って買(mǎi)い換えざるを得ない狀況を作り出していたのだ。

こうしたやり方が徐々に過(guò)去のものになると、アップルは今度はカラフルなスマートフォンをそろえて大量に売りさばく手段に打って出た。これは1920年代にゼネラルモーターズ（GM）のスローン社長(zhǎng)が元祖だ。スローン氏は売上を伸ばすため、消費(fèi)心理を一新させる手法「計(jì)畫(huà)的陳腐化」を創(chuàng)造した。

この手法は自動(dòng)車(chē)に性能や技術(shù)の大幅な改善がないときに、カラーやデザインを変えて消費(fèi)を促進(jìn)するというもので、スローン氏は消費(fèi)者に車(chē)にとって最も重要なものは何かを忘れさせ、新しいカラーを追いかけるべきトレンドへと祭り上げた。

業(yè)者に包囲攻撃されて、若者はあっという間に「新しい貧乏人」になってしまった。業(yè)者のやり方をよく知っていても、自分をコントロールできない。

2019年にノーベル経済學(xué)賞を受賞した3人の研究者が、「貧乏人の経済學(xué)」の概念を打ち出した。貧乏であることの根本的な原因は貧乏人が資源と余剰の利益を有効に利用できないこと、本來(lái)は未來(lái)の発展に利用されるべき資本的支出が大量に浪費(fèi)されていることにあるという。現(xiàn)在、こうした90後の「新しい貧乏人」は、明らかに過(guò)度の消費(fèi)という泥沼に足を踏み入れて抜け出せなくなりつつあり、徐々に「貧乏の罠」に陥りながらそれに気づいていない。彼らは何かモノを手に入れるために頻繁にお金を使い、いいと思えば新しい商品が出るたびに買(mǎi)い換える。たとえ不合理だとわかっていても、結(jié)局、一時(shí)的な満足感を得ることを繰り返してしまう。このような暮らし方は絶対に長(zhǎng)続きしない。

高額の負(fù)債は過(guò)剰な消費(fèi)行動(dòng)が招いたもので、最終的に本當(dāng)に貧乏になってしまう可能性がある。若者は冷靜にならなければならない。買(mǎi)い物することばかり考えるより、実のあることにより多くエネルギーを振り向け、自分の手で価値を生み出し、自分のためによりよい未來(lái)を切り開(kāi)く方がいい。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月28日