世界的コンサルティング會(huì)社マッキンゼー?アンド?カンパニーのマッキンゼー?グローバル?インスティテュート（MGI）がこのほど発表した報(bào)告書(shū)「中國(guó)と世界：変化の中の経済的結(jié)びつきを理解する」によると、中國(guó)は世界経済に溶け込む過(guò)程の中で飛躍的な発展を遂げたとともに、世界的な影響力をもつ貿(mào)易大國(guó)になった。世界の中國(guó)経済に対する依存度が高まり、これは消費(fèi)市場(chǎng)、供給側(cè)、資本提供側(cè)としての中國(guó)の重要性が日々ますます顕在化したことを示すという。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

同報(bào)告書(shū)は中國(guó)と世界との間で変化しつつある経済的な結(jié)びつきをさまざまな角度から考察したもの。MGIの最新の中國(guó)-世界経済的依存度指數(shù)では、貿(mào)易、科學(xué)技術(shù)、資本の3つの重點(diǎn)分野において、中國(guó)の世界経済に対する依存度は低下しており、ここから中國(guó)経済が內(nèi)需による駆動(dòng)を中心とした成長(zhǎng)モデルへと転換しつつあることがわかる。経済規(guī)模をみると、中國(guó)はすでに世界の大國(guó)の仲間入りを果たしたが、世界と溶け合うにはまだ距離がある。たとえば米経済誌「フォーチュン」の500社番付に入る中國(guó)企業(yè)は海外での営業(yè)収入の占める割合が20％に満たないが、スタンダード?アンド?プアーズのS&P500を構(gòu)成する企業(yè)の平均は44％に上る。このことから、中國(guó)企業(yè)にはグローバル化推進(jìn)でなお大きな可能性があるといえる。

これと同時(shí)に、中國(guó)経済に対する世界の依存度が高まっている。研究によれば、00-17年に中國(guó)経済に対する世界の総合依存度指數(shù)は0.4から徐々に上昇して1.2になった。中國(guó)のグローバル製造業(yè)総生産額に対する寄與度は35％に達(dá)している。同報(bào)告が引用した世界銀行のデータでは、10-17年に世界の世帯消費(fèi)の伸びに対する中國(guó)の寄與度は31％だった。また自動(dòng)車(chē)、アルコール類、攜帯電話など多くの品目で、中國(guó)は世界最大の市場(chǎng)であり、消費(fèi)額は世界全體の約30％を占める。中國(guó)は15-17年に世界2位の海外直接投資（FDI）の受け入れ國(guó)であり投資國(guó)であり、その中で地理的に中國(guó)と近く、資源貿(mào)易の占める割合が高く、國(guó)境を越えた資本流動(dòng)に參加する國(guó)の中國(guó)経済への依存度が最も高い。中國(guó)経済の規(guī)模が極めて大きいため、世界のほぼすべての業(yè)界が中國(guó)にある程度依存しており、考察の対象となった20業(yè)界のうち、17業(yè)界で中國(guó)の消費(fèi)シェアは世界シェアに占める割合が20％を超えた。またグローバルサービス消費(fèi)に占める中國(guó)の割合も上昇を続けているという。

中國(guó)と世界の経済的結(jié)びつきがどのように変化するかをじっくり考察すると、技術(shù)が中心的な注目點(diǎn)になる。デジタル化、自動(dòng)化、人工知能（AI）技術(shù)が普及する時(shí)代にあって、持続的なイノベーションが中國(guó)経済発展の中心的な原動(dòng)力になっている。技術(shù)チェーンは最も複雑なバリューチェーンの1つで、各方面が力を合わせて協(xié)力することがとりわけ必要であり、中國(guó)はすでにその中に深く溶け込み、世界の輸出入シェアでかなりの部分を占めている。同報(bào)告書(shū)の11分野の技術(shù)81項(xiàng)目に関する分析によれば、中國(guó)はそのうち9割以上の技術(shù)で世界標(biāo)準(zhǔn)を採(cǎi)用したという。

MGIのジョナサン?ウーツェル院長(zhǎng)は、「中長(zhǎng)期的にみると、中國(guó)と世界の関係には構(gòu)造的変化が生じた」という。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年7月8日