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チェリーやアボガド...中國で輸入フルーツ大人気 市場を奪い合う各國の農家
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· 2019-03-22 · ソース:人民網 |
タグ: 輸入;消費;経済 | ![]() 印刷 |
▽チリの果物農家は次々チェリーに切り替え
中國のサクランボと異なり、チェリーは主に米國、カナダ、チリなどの北米?中南米諸國で生産される。そのうち、中國への輸入量が最も多いのはチリ産チェリーだ。
稅関総署のデータによると、2018年は輸入サクランボ類の90%近くがチリ産だった。これは主に南半球のチェリーの収穫期が北半球と異なるためだ。
米國やカナダのチェリーは5?8月に市場に出回り、ちょうど中國のサクランボと時期が重なってしまう。一方で、チリ産は11?1月に出回り、中國の春節(舊正月)の時期に當たるとともに、中國國內で果物が品不足になる時期にも當たる。
チリのチェリーが中國で人気があるのは、中國とチリの貿易関係によるところも大きい。17年に両國は自由貿易協定(FTA)の深化協定に調印し、雙方の製品の97%以上についてゼロ関稅を実現した。チェリーもそのうちの1つだ。
関稅の減免の結果、チリ産チェリーはより安くなり、中國のチェリーファンもますます増えていった。
英國誌「エコノミスト」の報道によると、中國でチェリー需要が拡大すると、チリのサンフランシスコ?ロ?ガルセス社は世界最大のサクランボ類生産企業になった。生産量は過去15年で25倍増加したという。
また報道によると、中國ニーズの恩恵を被り、チリは18年に11億ドル(1ドルは約110.5円)相當のチェリーを輸出し、輸出量は前年の2倍になり、チリワインの輸出量の3分の2に迫ったという。
チェリー栽培の利益が他の果物の何倍にもなることから、違う果物を栽培していたチリの果物農家が次々とチェリー栽培に切り替えている。「中國の潛在的ニーズを受けてチリ産チェリーの輸出は拡大を続ける」と見込んでいる。
チリ果物輸出協會(ASOEX)のチリチェリー委員會の報告によると、「18?19年の輸出シーズンの第1週に、チリの極東市場(主に中國)へのチェリー輸出は前年同期比17%増加した」という。
▽アボガド輸入量が1萬倍に
10年に中國の輸入量がわずか2トンだったアボガドが、17年は3萬トンを超え、注目されなかったフルーツから大人気のフルーツへと変身した。海外メディアは、「これは主に中國の新興の中産階級が健康食品を好むことによる。彼らはアボガドの熱心な消費者だ」と伝えている。
経済が相対的に発達した北米、歐州、日本などの市場でアボガド需要が飽和狀態に近づく中、世界の主要アボガド企業は中國市場の潛在力に次々に目を向けるようになった。
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