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長江源流域、1萬3000年近くの気候変動の記録が再構築
  ·   2021-06-11  ·  ソース:人民網
タグ: 生態環境;気候変動;文化
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中國科學院青蔵高原(チベット高原)研究所が8日に明らかにしたところによると、同研究所の研究者はチベット高原中部唐古拉山區赤布張錯湖の湖底堆積物コアの複數の指標?データに基づき、長江源流域の過去1萬3000年近くにわたる古代気候変動の記録を再構築した。研究によると、同源流域は気溫が低く乾燥していたが、その後暖かくなり濕度が上がり、そこからさらに涼しくなり乾燥するようになった。現在は暖かく濕度が上がる流れを示している。関連研究成果は國際的な地質學誌「古地理學、古気候學、古生態學」に掲載された。科技日報が伝えた。

チベット高原を主體とする第3極は現在、世界で溫暖化が最も激しい地域であり、今後世界的な気候変動の影響に最も敏感になる地域の一つでもある。偏西風と南アジアの季節風は、チベット高原の気候と環境変化を左右する決定的な要素だ。長江源流域は現代の南アジア季節風の北の縁に位置し、偏西風と季節風の影響を同時に受ける移行地帯、內流區?外流區の境界地帯になっている。同研究所の朱立平研究員は、「同源流域にはこれまで、1萬年以上にわたる連続的な環境変化の記録がなかった」と述べた。

そこで研究者は同地域の赤布張錯湖の湖底コアの粒度や元素など複數の指標を分析し、南アジアの季節風と中緯度の偏西風の間の移行地帯における最終氷期以降の古代気候変動の特徴及び環流の効果を評価した。その結果によると、長江源流域の最終氷期後期以降の気候変動は次の4段階に分かれる。(1)1萬2700年前から1萬600年前の最終氷期は相対的に寒かった。(2)1萬600年前から6600年前の完新世早期は比較的暖かく濕度が高かった。(3)6600年前から1900年前の完新世中期?後期はやや涼しく乾燥していた。(4)過去2000年は暖かく濕度が上がる流れで、特に過去500年が最も顕著だ。

朱氏は「長江源流域の過去1萬年以上にわたる有効濕度は、全體的に南アジアの季節風エリアの変化モデルに従っていた。つまり完新世早期は有効濕度が最も高く、中期に徐々に低下し、後期に乾燥していた。同地域の現在の気候?水文學的條件は暖かくやや濕った狀態にあり、完新世早期の後期に近い可能性がある。この研究は長江源流域の水資源変化の今後の流れを評価するのに役立ち、三江源流域の生態環境の評価及び関連研究に科學的な參考を提供している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月11日

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