ホーム >> 文化 >> 本文 |
|
世界に向けて開放される「中國天眼」 交流と協力こそ発展の正しい道
|
· 2021-01-13 · ソース:北京週報 |
タグ: 天眼;科學技術;文化 | ![]() 印刷 |
「中國天眼」の空撮寫真(寫真=新華社提供)
2021年4月1日、「中國天眼」と稱される500メートル口徑球狀電波望遠鏡(FAST)が正式に世界の科學界に開放される。このニュースは各國の関係者の大きな注目を集め、アメリカの大手メディアであるCBSの記者は「中國天眼」の現地取材に訪れた際、「急速に発展する中國の科學技術力は驚くべきものだ!」と述べている。
2020年1月11日、FASTは政府による検証を経て、正式運用が始まった。2020年11月までに一連の重大な科學的成果を上げ、240個以上のパルサーを発見し、「中國天眼」のデータに基づいて発表されたハイレベルな論文は40本余りに達している。さらに、2020年12月初めにアメリカの大型電波望遠鏡が崩壊したことにともない、中國のFASTが世界で唯一のものとなり、その重要性はもはや説明不要だ。それ以前に、「中國天眼」が中國科學院國家天文臺の主導で建設されたばかりの頃、國際的な慣例に基づいて「中國天眼」を徐々に開放していく原則が確立され、それによって科學的性能をよりしっかりと発揮し、重要な科學的成果が上げられるよう後押し、全人類の宇宙探索に貢獻を果たせるようにした。
「中國天眼」の王啓明総エンジニアは、「中國が世界と『中國天眼』を分かち合うことを願っているのは、天文研究に國境はないからだ」と述べている。FASTは中國の科學者が困難を克服し、先行研究からスタートして合計26年の歳月を費やしてついに完成させたものだが、中國は自國で獨占することもなければ、秘密にしたりもせず、全人類が共に宇宙の謎を探究できるように世界に向けて開放しており、このことは中國の大國としての志と姿勢を示している。
周知のように、中國は科學技術分野で一貫して開放と協力の姿勢を堅持している。新型コロナウイルス感染癥の発生以來、中國は多方面との連攜を積極的に強化し、各國とウイルス検査、伝染病の予防と治療、ワクチン研究開発などを協力して進めており、新型肺炎の抑制における國際協力および交流を積極的に展開している。また、中國の學者も國際的な科學研究でより力を発揮している。データによれば、2010年から2020年までに、イギリスの科學専門誌『ネイチャー』上で発表された中國発の論文數が占める割合は1.5%から11%にまで上昇しており、これは中國が世界の科學技術分野でより大きな発言権を有していることの表れだ。そのほか、中國は北斗衛星測位システムの発展の成果を自ら進んで世界各國と分かち合い、國際熱核融合実験爐(ITER)計畫に參加し、共同ラボや技術移転センターを共同で立ち上げている。中國が開催した中國國際ハイテク成果交易會、中國國際スマート産業博覧會、世界インターネット大會などはいずれも科學技術分野における海外との交流?協力を深化させ、発展の成果を分かち合う中國の誠意と決意を示すものだ。
しかし注意すべきは、いかなる協力も平等?互恵、平和利用、協力?ウィンウィンの原則という基礎のもとで進められるということだ。昨年末、「嫦娥5號」が採取した月のサンプルは各方面の注目を集め、國家航天局副局長?月探査プロジェクト副総指揮の呉艶華氏は、「中國政府は各國の志を同じくする機構や科學者と月のサンプルを共有することを願っている。だが、遺憾なことにアメリカは2011年よりアメリカ國家航空宇宙局(NASA)と中國がいかなる協力?交流プロジェクトを共同で行うことも禁じており、協力できるかどうかはアメリカ政府の政策次第だ」と述べている。
科學に國境はなく、協力に距離は関係ない。習近平中國共産黨中央総書記が科學者座談會でまさしく語ったように、「國際的な科學技術協力は大きな流れだ」。中國は人類運命共同體理念を終始堅持し、自國のたゆまぬ発展と同時に、科學技術革新の成果による恩恵がより多くの國と人々に及ぶよう努力していく。
「北京週報日本語版」2021年1月13日
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
住所 中國北京市百萬荘大街24號 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP備08005356號-4 京公網安備110102005860號