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中國最新のパワードスーツを試著
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· 2020-11-13 · ソース:人民網 |
タグ: 科學技術;パワードスーツ;文化 | ![]() 印刷 |
SF作品「アイアンマン」が現実になろうとしている。中國航天科工集団第二研究院206所によると、中國の科學研究チームは敏捷型無動力パワードスーツの開発に成功し、このほど第1弾を引き渡した。このパワードスーツは高標高と山間部のパトロールや物資輸送などを補助し、使用者の體力消耗を抑える。筆者は10日、同研究所の人體機能増強技術研究開発センターを訪れ、自らこのパワードスーツを著用し利便性を確かめた。環球時報が伝えた。
同研究所の張利剣副総師によると、今回引き渡された敏捷型無動力パワードスーツは登攀や重量物運搬の際に體力消耗を5?10%抑える。直立不動の狀態だと、7?8割の力が直接地面に伝わり、効果が非常に顕著だ。例えばこのパワードスーツは25キログラムの負荷を受けながらダッシュできる。このシステムに弾性エネルギー貯蔵の機能があり、使用者の體力消耗を抑えるからだ。
また、多くの炭素繊維材料を使用しているため、このパワードスーツの重さは4キログラムしかなく、そして斷裂しにくく衝撃に強い。山間部で使用する際には、偶発的に衝突が生じても壊れにくい。さらに寒さや摩損などの問題に対応するため、このシステムはプラスチック部品を用いていない。
科學研究チームの案內で、筆者は敏捷型無動力パワードスーツの生産現場を訪れ、試著してみた。この炭素繊維製のスーツは1分以內に簡単に著ることができ、非常に軽く便利だ。歩行、ジャンプ、ダッシュで大きな違和感が生じることはない。脫ぐのも非常に便利で、10秒ほどしかかからない。
これを著用してからすぐに大きな補助を感じられないとしても、負荷がかかるとこの感覚は明らかになる。科學研究チームは筆者に25キログラムの砂袋が入ったバックパックを渡してくれた。パワードスーツを著用しこれを背負うと、體が重くなってくるのを感じたが、比較的楽に歩行、ダッシュ、ジャンプできた。また一定時間が経過しても、背中や肩の強い凝りが感じられなかった。比較するため、筆者はパワードスーツを抜いでから同じ重さのバックパックを背負ってみたら、負荷が急激に増し、體の重心を調節するのにも大きな力が必要になった。
張氏によると、第1弾?數十著の敏捷型無動力パワードスーツの生産にかかった時間はわずか20日余り。利用者の需要があれば、生産能力は毎月1000著に拡大でき、単価も下がるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月12日
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