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無人機、一般人の生活に密著
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· 2016-04-25 |
タグ: 無人機;生活;文化 | ![]() 印刷 |
オーストラリアの國営郵便局「Australia POST」は、無人機による郵送のテストを行っており、このほどメルボルンから初の小包を送り出した。Australia POSTは、豪民間航空安全庁の監督の下、同無人機は毎週2回のテスト飛行を行い、小包を郊外の50世帯に送り屆けると発表した。「配達員」は目的地に到著後、ワイヤーにより小包を下ろす。小包が地面に著くと、ワイヤーを回収し、拠點に戻る。この無人機には、落下傘や警告ランプ、操縦士が障害物を見るためのカメラが內蔵されており、配送中のアクシデントを極力回避する。
Australia POSTの責任者は、「テストに成功すれば、當社は安全性と信頼性を100%保証した上で、2016年末に無人機による郵送を実現する」と述べた。これまでフィンランド、シンガポール、スイスなどの各國も、緊急時に無人機を使い過疎地に小包を屆けられるよう、無人機による宅配テストを実施していた。
無人機は宅配のほか、消防でも活躍できる。30?60ヘルツの低周波音は、最も消火に適したエネルギーを生むことが明らかになっている。カナダ企業はこれに基づき、円盤狀の無人機を開発した。同機は直接「消防士」に変身し、その音波により小火(ぼや)を消火できる。先進的な無人機は、摂氏1000度以上の高溫にも耐えられる。火災狀況を調べるほか、火が燃え盛るビル內を捜索し、リアルタイムで具體的なデータを伝送できるため、消防士はより合理的な消火?救助計畫を立てられる。
スマートテクノロジーの発展に伴い、無人機は今や、ニュースの畫面で紹介されるだけの存在ではなくなった。人々はその応用の潛在力を十分に発揮し、想像もできないような用途を生み出している。空撮、救助、映畫撮影、出前など、ハイテク無人機には人々の生活に寄り添った、親しみやすい一面がある。無人機は今後、さらに多くのシーンで活用されそうだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月25日
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