居庸関長(zhǎng)城のそばを走る、北京市と河北省の張家口市を結(jié)ぶ京張高速鉄道の復(fù)興號(hào)（寫(xiě)真＝新華社提供）

「北京から崇禮まで車(chē)だと少なくとも３～４時(shí)間はかかりますが、京張高速鉄道なら約１時(shí)間で済みます。時(shí)間を節(jié)約できるので、これからもたびたび來(lái)ます！」。スキーが趣味の李博さんはそう言って、スキーウェア姿でストックを持ち、河北省張家口市崇禮區(qū)のスキー場(chǎng)へと向かっていった。 

「１９０９年に京張鉄道が完成し、２０１９年に京張高速鉄道が開(kāi)通した。自主設(shè)計(jì)?建設(shè)によるゼロの突破から、今では世界最先端の水準(zhǔn)に達(dá)し、時(shí)速３５キロから３５０キロになり、京張線は中國(guó)における鉄道の発展を目撃し、中國(guó)の総合的な國(guó)力の飛躍も目撃した」。２０１９年１２月３０日、京張高速鉄道が開(kāi)業(yè)した際、習(xí)近平中國(guó)共産黨中央総書(shū)記は重要な指示を出した。

２０２０年末までに、中國(guó)の高速鉄道の営業(yè)距離は３萬(wàn)７９００キロに達(dá)し、２０１５年末の１萬(wàn)９８００キロに比べると、第１３次五カ年計(jì)畫(huà)（２０１６年～２０２０年）の期間でほぼ倍増し、世界一の座をゆうに占めている。

世界一の鉄道網(wǎng)で移動(dòng)がより快適に

「今は実家で何か急用があってもすぐに戻って來(lái)られるので、落ち著いてよその土地で仕事ができるようになりました」。２０１９年１２月に張家口市と山西省の大同市を結(jié)ぶ張大高速鉄道が開(kāi)通したのち、北京市から大同市までの所要時(shí)間は約６時(shí)間から１時(shí)間４５分に短縮され、北京で家政婦として働く楊さんはとても便利だと感じている。

延伸に次ぐ延伸により、高速鉄道は人々の距離をますます近づけている。この５年間、黒竜江省哈爾浜（ハルビン）市と牡丹江市を結(jié)ぶ哈牡高速鉄道、內(nèi)蒙古自治區(qū)通遼市と遼寧省新民市を結(jié)ぶ新通高速鉄道が相次いで営業(yè)を始めた。また、河南省鄭州市と重慶市を結(jié)ぶ鄭渝高速鉄道、鄭州市と安徽省阜陽(yáng)市を結(jié)ぶ鄭阜高速鉄道が開(kāi)通し、中部における「２時(shí)間経済圏」の青寫(xiě)真は現(xiàn)実となった。さらに、広東省広州市と深圳市、香港地區(qū)を結(jié)ぶ広深港高速鉄道により、粵港澳大灣區(qū)の交通網(wǎng)はますますスムーズになっている。