蠶の餌やりをする村民（撮影?本誌李凱至記者）

とりわけ興味深かったのは、養(yǎng)蠶農(nóng)家で桑の葉の収穫と蠶の餌やりを體験したのち、農(nóng)夫に聞いた話だった。乍洞村にはかつて舗裝道路が通っておらず、蠶の繭を売りに行く際には背中に背負(fù)い、片道４時(shí)間かけて市內(nèi)まで売りに行かねばならなかったが、村の交通インフラが整えられた現(xiàn)在ではそのような苦労はなくなり、収入が何倍にも増えたとのことだった。

貧困脫卻のためには人々の現(xiàn)金収入を増やす必要があり、農(nóng)産品の販路の確保、つまり道路の整備が欠かせない。貧困脫卻の難関攻略では１人１人の努力に加え、政府の支援が重要であることを強(qiáng)く感じた１日だった。

「北京週報(bào)日本語(yǔ)版」2020年8月31日