天津市の王東峰?市長はこのほど、「中央メディア『北京市?天津市?河北省（京津冀）協(xié)同発展調(diào)査研究』取材団座談會」で、鉄道による北京市?天津市?河北省の一體化はすでに、初期段階の計(jì)畫が完了したことを明らかにした。今後、北京市?天津市?河北省は、利用者の増加や生産フローのつながり強(qiáng)化を目指し、鉄道の利用料金の引き下げに力を入れるという。 また、王市長は、「北京と天津では、高速鉄道の1ヶ月定期券の導(dǎo)入や高速料金の無料化などが進(jìn)められる計(jì)畫」であることを明らかにした。北京青年報(bào)が報(bào)じた。

2016年12月9日、北京市を起點(diǎn)とし、河北省、天津市などを経由して臺北市を終點(diǎn)とする京臺高速道路の北京市區(qū)間が開通した。北京區(qū)間は、南五環(huán)舊宮新橋を起點(diǎn)とし、禮賢鎮(zhèn)田家営村（北京と河北省の境界）が終點(diǎn)で、今回、河北省區(qū)間と連結(jié)した。北京區(qū)間が開通したことで、北京から河北省との境界までわずか20分で行くことができるようになった。北京市?天津市?河北省のアクセスの面での一體化に大きく貢獻(xiàn)する北京首都地區(qū)環(huán)線高速道路も昨年年末に著工した。北京と天津間の高速料金が無料になれば、アクセスが一層便利になる。

現(xiàn)在、北京市?天津市?河北省では、交通コネクティビティ推進(jìn)が加速している。北京と天津を結(jié)ぶ京津都市間鉄道やその延長線、天津市と河北省秦皇島市を結(jié)ぶ津秦旅客専用線、天津と河北省保定市を結(jié)ぶ津保鉄道、北京と上海を結(jié)ぶ京滬鉄道など高速鉄道5線が開通し、北京、天津、保定市を1時間で結(jié)ぶエリアが形成されつつある。また、北京と天津を結(jié)ぶ京濱都市間鉄道と北京と河北省唐山市を結(jié)ぶ京唐都市間鉄道の建設(shè)も、中國政府が認(rèn)可し、すでに著工している。その他、京臺高速道路や北京と秦皇島市を結(jié)ぶ京秦高速道路の天津區(qū)間も開通し、河北省の唐山市と廊坊市を結(jié)ぶ唐廊高速の天津區(qū)間の主體工事もほぼ完成。途切れ途切れになっていた高速道路や國道、省道の連結(jié)が加速している。

公共の交通機(jī)関の分野を見ると、北京ではすでに、北京市?天津市?河北省の路線バス共通カードを利用して、天津や河北省から來た人が路線バスに乗車することができるようになっている。北京市?天津市?河北省の共通カードが利用できるよう、北京市では昨年末に全ての路線バス（団地と企業(yè)を結(jié)ぶ貸切路線バスは除く）を?qū)澫螭恕⒄iみ取り機(jī)のアップグレードが実施され、その他、天津、河北省の石家莊、滄州、保定、邯鄲、張家口、承徳、廊坊などの都市でもそのテストがクリアした。王市長は、「北京市?天津市?河北省の共通カードは現(xiàn)在、この12都市で利用できるようになっている。今年は北京市?天津市?河北省の全ての路線バスで利用できるようにしたい。今年年末には、地下鉄で共通カードが利用できるようになる計(jì)畫」と話す。

近年、北京市?天津市?河北省協(xié)同発展の推進(jìn)が加速し、中でも重要な位置を占める交通コネクティビティの実現(xiàn)が加速している。昨年12月、北京?天津?河北省の都市間鉄道網(wǎng)計(jì)畫が國務(wù)院の認(rèn)可を受けた。同計(jì)畫では、30年までに北京市?天津市?河北省で、南北4本、東西4本、周囲1本の「四縦四橫一環(huán)」を骨組みとした都市間鉄道網(wǎng)の実現(xiàn)を目指すとしている。また、20年までに、北京市?天津市?河北省では、北京と河北省の霸州、唐山、崇禮を結(jié)ぶ鉄道など9のプロジェクトが実施され、その総距離は約1100キロ、現(xiàn)段階で2470億元（約4兆755億円）が投じられる予定だ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年2月9日