同報告書によると、インバウンド観光客に最も人気の観光地は北京、上海、西安。うち、54.3%が北京に、14.5%が上海に行っていた。西安は9.2%だった。その他、中國中部の都市で人気だったのは成都、桂林、麗江などで、南部地域で人気だったのは広州、廈門だった。また、インバウンド観光客に最も人気だった観光スポットトップ10には、萬里の長城、頤和園、紫禁城,兵馬俑、秦始皇陵、陽朔西街、上海外灘(バンド)などが入り、インバウンド観光客が中國の歴史?文化が詰まった観光スポットを非常に好んでいることが分かった。その他、黃山、峨眉山、虎跳峽、西湖など、自然の美しい観光スポットも人気だった。
滯在日數を見ると、インバウンド観光客の旅行は比較的ゆとりがあり、1つの観光地に平均3.4日滯在していた。また、観光スポットを見學するほか、中國語や太極拳を學んだりするインバウンド観光客もいた。見知らぬ都市の文化や歴史をじっくり體験しようとしているインバウンド観光客の姿が浮かび上がる。インバウンド観光客は、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」の観光業(yè)に明らかな牽引的役割を果たしている。攜程網のインバウンド観光の専門家は「昔のシルクロード上にある都市は、古い歴史、伝統(tǒng)ある文化を誇る。海上シルクロード沿線の名所舊跡も多く、これらは外國人の旅行に対するニーズを満たす。『一帯一路』(1ベルト、1ロード)は、自然とインバウンド観光客に好まれる観光地となるため、関係する省の観光業(yè)はここ數年急速に発展し、インバウンド観光客に人気の新たな目玉となっている」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月11日