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日本に押し寄せる500萬の中國人観光客に見る中國人記者の思い
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· 2016-04-20 · ソース:人民網(wǎng) |
タグ: 日本;中國人観光客;中日交流 | ![]() 印刷 |
海外特派員を20數(shù)年勤め、50あまりの國を訪れたが、いまだ日本に行ったことが無かった。今回、環(huán)球網(wǎng)と中國公共外交協(xié)會が主催するイベントに參加して、日本のメディア関係者と交流することになった。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。(文:丁剛「人民日報」社高級記者)
訪日経験のある友人が「日本に行ったことのない人は日本の悪口ばかり。日本に行ったことのある人は日本を褒めてばかり」と話すのを聞いたことがあったが、ちょうど日本へ行く前日に、日本旅行から戻ったばかりの親戚が私に會いに來た。50過ぎの親戚は會うなり「多分私が生きているうちに中國が日本に追いつくのを見ることはできないだろう」と言うと、數(shù)々の日本人の禮儀正しさに関するエピソードを數(shù)え上げ、日本で購入したトイレの消臭剤、電気炊飯器、空気清浄器などについて一つ一つ語ってくれた。
親戚の見聞は私がネット上で見た多くの中國人が語る日本旅行の経験とおよそ似通っていた。人によって細かい點は異なるものの、主な內(nèi)容は同じなのだ。これらの日本人がいかに禮儀正しく、日本製の商品がいかに細やかであるかというストーリーは、中國人が心に描く日本の主要な部分となりつつある。それらが最終的に中國人の日本全體のイメージを変えることになるだろうか?現(xiàn)時點では何とも言えないが、日本政府が中國人向けの観光ビザの緩和を決定したのは、経済的な要素ばかりを考慮したわけではないという一點は確信できる。
中國と日本は動かざる隣國であり、中國の日本への認識は今に始まったことではない。日本は中國が開國して最初に接觸した「外國」であり、現(xiàn)在も中國市場の重要な地位を占めている日本企業(yè)は全て最も早い時期に中國に進出した外國企業(yè)だ。しかし、多くの同胞と共にパスポートを手に入國検査を通った時、突然中國人の日本への認識は始まったばかりだという感覚に襲われた。 実際、中國人がより遠い國まで足を運ぶようになり、そのペースが加速するにつれて、近隣という意義はすでに地理的概念で括られるものではなくなってきている。日本は影のように中國人や中國企業(yè)に寄り添い、世界各地に出現(xiàn)している。私が海外に駐在していた20數(shù)年あまりの間も実はこの影を振り切ることはできなかった。日本というのは常に無視することのできないテーマだからだ。
私はタイに3年ほど駐在したが、バンコク國際空港から市內(nèi)に移動するたびに、二つの大きな広告パネルの前を通る。一つは中國のハイアールのもので「世界最大の家電サプライヤー」と書かれている。もう一つは日本の三菱で「タイの製造業(yè)発展をサポートします」と書かれている。この二つのキャッチコピーが中國とタイ、日本とタイの異なる関係と二社のタイにおける異なる地位を明確にしている。
2011年に日本の近海で大地震が発生したニュースがタイに伝わると、その日から多くのタイ人が街頭での募金活動を始めた。タイの日系自動車企業(yè)では、タイの工場労働者が日本人経理と抱き合いながら涙するという感動的なシーンも見られた。統(tǒng)計によれば、タイは日本に6億バーツ(約18億7千萬円)を超える募金を行ったという。このデータが公表されると、中國の外交官は四川大地震に対するタイからの募金は3億バーツにも満たなかったことを大変感慨深く思い起こしたという。
ミャンマー北部を取材した際、日本の慈善団體が獨立武裝勢力であるミャンマー北部の少數(shù)民族に停戦を條件に援助を申し出ていることを知った。フィリピンではミンダナオ島のイスラム系住民の武裝勢力の武裝を解くのに日本の慈善金が使われたと聞いている。 今年1月には、2年余りにわたったブラジル駐在を終えた。2014年にブラジルで開催されたワールドカップC組の試合では、日本チームが1対2でアフリカのコートジボワールチームに敗れた。日本チームはグラウンドでは敗れたが、グラウンドの外では勝った。なぜなら、日本のサッカーファンたちが雨具を著て、會場內(nèi)のゴミ拾いをする寫真がネットに載せられたからだ。これらの寫真はツイッターやフェイスブックといったSNSを通じて世界各地に広まった。
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