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約40兆元に達した中國のデジタル経済 質の高い発展にますます貢獻へ
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· 2021-05-19 · ソース:北京週報 |
タグ: デジタル;インターネット;経済 | ![]() 印刷 |
福建省福安市の「スマート茶園」で、病蟲害をモニタリングする5Gカメラをチェックするスタッフ(寫真=新華社提供)
中國情報通信研究院が発表したデータによると、2020年の中國におけるデジタル経済の規模は39兆2000億元に達した。さらに、中國は世界最大の固定インターネットとモバイルネットワークを作り上げ、5Gの発展で優位性を獲得しており、さまざまな新業態や新モデルが続々と生まれている。中國経済は規模の面で急速な成長を遂げ、世界第2位の経済體になっただけでなく、デジタル経済も中國の質の高い発展に新たな動力源を絶えずもたらしている。
貴州省貴陽市の貴陽順絡訊達電子有限公司は攜帯電話用電子製品のサプライヤーであり、昨年以來約600臺の生産設備で自動化生産と製品のデータ収集を実現している。同社の責任者は「もともとスタッフ1人で4臺の設備しか制御できなかったが、スマート化してからは1人で20臺の制御が可能となり、企業の生産能力は70%増加、コストは40%減少、収益は60%増加した」と語る。
福建省福安市坦洋村にある3800ムー(1ムーは約6.7アール)の「スマート茶園」では、スタッフがいつどこにいてもスマホを使って茶園の様子をリアルタイムでチェックできる。水やりや施肥も人の手で行う必要がなく、スマート灌漑システムは茶山の環境をベースとして、自動化灌漑とリモートコントロールを可能とした。
これらのことはデジタル経済の発展の縮図に過ぎない。中國共産黨創立から100年間、中國は各カテゴリーを網羅した産業システムを徐々に構築してきた。同時に、5Gや人工知能、工業インターネットなどの次世代情報技術によって伝統産業のモデルチェンジとアップグレードが加速し、スマート工場、デジタル農村、デジタル行政などが続々と登場している。
前述の通り、2020年の中國におけるデジタル経済の規模は39兆2000億元に達し、GDP比で38.6%に達した。また、デジタル経済の成長率はGDP成長率の3倍以上で、経済成長を安定させる重要な原動力となっている。
具體的にみると、情報インフラは飛躍的発展を遂げ、デジタル経済の発展のためのしっかりとした基礎を築き上げた。中華人民共和國成立當初、中國の通信インフラは非常に立ち遅れていた。電話の利用世帯數は21萬8000世帯で、普及率は1萬人當たり5臺に過ぎなかった。改革開放後に通信業の現代化が加速し、特に中國共産黨第18回全國代表大會以降、中國は世界最大の固定インターネットとモバイルネットワークを構築した。なかでも5Gの発展で先行し、建設済みの5G基地局は合計81萬9000カ所を超え、全世界の約70%を占めている。
インターネットの応用が急速に広まることで、オンライン教育やオンライン醫療、テレワークなど、デジタル経済の新業態や新モデルが登場した。中國インターネット情報センターの統計によると、2020年の中國におけるオンライン教育とオンライン醫療の利用者數はそれぞれ3億4200萬人、2億1500萬人となり、浸透率は34.6%、21.7%だった。
工業インターネットは石油、石油化學、鉄鋼、家電、アパレル、機械、エネルギーなどの業界で幅広く応用されている。工業?情報化部のデータによると、中國では現在までに、業界と地域で一定の影響力を持つ重點工業インターネットプラットフォームが100以上あり、それらとリンクしている設備は7000萬を超え、工業用アプリの數は59萬を超えている。
2021年は第14次五カ年計畫(2021~2025年)の始まりの年であり、同計畫では「デジタル化の発展を加速させてデジタル中國を建設する」という章が単獨で設けられている。第14次五カ年計畫が描く未來図に沿って、デジタル経済はより一層中國経済のモデルチェンジとアップグレード、そして成長方式の転換を促進し、経済?社會の発展に大きな原動力をもたらしていくことだろう。
「北京週報日本語版」2021年5月19日
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