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好きなら買うVS細かく計算 時代がもたらした若者の消費観
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· 2021-01-26 · ソース:人民網 |
タグ: 消費;若者;経済 | ![]() 印刷 |
最近、若者の消費観をめぐる議論が白熱している。95後(1995年から1999年生まれ)と00後(2000年代生まれ)は盲盒(ブラインドボックス)やスニーカー、流行のトイ、フィギュアなどどんどんお金をつぎ込んでしまうものに夢中になる一方で、損をしたくないので細かく計算して団體購入をしたり価格を比較検討したりし、わずか數元(1元は約16.0円)の送料でさえ払わなくて済むなら払わない。こうした消費観は人々に大きな疑問を抱かせ、若いネットユーザーも「當たっている」と言い、「誰かこっそりうちに監視カメラを付けたのでは」との聲が上がっている。「中國青年報」が伝えた。
実際にはこうした現象は理解に苦しむものではない。彼らはインターネットの高速発展とともに成長した世代であり、消費高度化のニーズがはっきりしており、一見矛盾しているようにみえる消費観も実際には論理的に整合性があり、日常生活の変化を反映している。
若者は特定の消費分野には思い切ってお金を使う。これは「興味?趣味主導型」の消費観が徐々に流行していることが主な原因だ。詳しくみるとわかるのは、若者のユニークでトレンド重視の消費は単に「ファッションを追いかけ」、「みんなと一緒」を求めているのではなく、往々にして「自分が気に入ったから」という理由だけで消費をしている。ファッションに無頓著な「テクノロジーオタク」も、コンピューターの処理裝置(CPU)には最高のスペックを求める。スニーカーをこよなく愛する「スニーカーの達人」は、購入した後で履かずにしまい込んでおく。中國風ファッションの愛好者も大勢いて、流行の服ではなく民族衣裝をまとう……好きなものには大金を投入するが、機能重視の消費財には細かくそろばんをはじく、これが95後と00後の消費の大きな特色だ。
こうした消費観は、多様化したニッチなグループの臺頭と密接な関係がある。「2020年Z世代(幼いときからネット環境の中で育った世代)消費態度インサイト報告」は、若者の間では「トレンド」、「ヘルスケア」、「ものぐさ系」、「顔面偏差値」、「趣味」、「國潮(中國伝統の要素を取り入れたおしゃれな國産品のトレンド)」が消費に関する最重要のキーワードになり、こうした消費分野はニッチなグループにそれぞれ屬しており、インターネット経済における「グループ経済」と関連がある。
インターネットでは、若者は年齢、所屬、家族のつながりと関係なく、純粋に興味や趣味で「グループ」を作ることができるようになった。SNSでつながった大勢の同好の士の中にあって、若者は消費と共有を通じて、自分が所屬するグループへの帰屬意識やグループの「ラベル」を絶えず強化する。こうした小規模でニッチな文化が新しいパワーとして突如現れ、若者の多様な消費の注目點を形成する。ここ數年、各グループの間にある壁が次々に打ち破られ、ニッチ市場の消費が大衆化し、徐々にネット経済を支える柱の1つになってきた。
それでは、好きなもののためなら気前よくお金を使う若者は、なぜ共同購入や一定額に達したら割引きするサービスで少しでも節約しようとするのか。
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