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5Gの真価はどこにある?
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· 2020-05-09 · ソース:人民網 |
タグ: 5G;通信;経済 | ![]() 印刷 |
中國の5G(第5世代移動通信システム)建設が最近、またも歴史的進展を見せた。世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)にあるベースキャンプに、三大通信事業者の中國移動(チャイナ?モバイル)、中國聯通(チャイナ?ユニコム)、中國電信(チャイナ?テレコム)がいずれも5G基地局を設置し、5Gの電波が標高5000メートルの地域をカバーしたのだ。中國移動は、中國通信機器大手?華為(ファーウェイ)と協力し、標高5800メートルと6500メートル地點に5G基地局を設置し、5Gの電波がチョモランマの頂上をカバーした。中國電信が打ち出している「クラウド登頂」を通して、ネットユーザー1千萬人以上が頂上の風景を鑑賞している。このプロジェクトにより、多くのネットユーザーが美しい風景を堪能しているほか、今後はチョモランマ観光産業をサポートする新たな力となると期待されている。5Gは産業面における存在感を高めており、中國が新インフラの建設を加速させるにつれ、業界関係者は、「5G To B(政府?企業向け)」の時代が間もなく到來するとしている。経済日報が伝えた。
GSMアソシエーションの関係責任者?劉鴻氏は、「3Gや4Gと比べると、5Gの真価は、非常に數多くの業界に力を與えることにある。そして、各業界のデジタル化へのモデル転換を促進し、本當の意味で社會を変えることができる」との見方を示す。
特に、新型コロナ流行期間中、5G技術の醫療や事務、観光などの分野への応用ニーズが急速に高まり、各業界のデジタル化へのモデル転換を加速させている。観光業界を例にすると、チョモランマの「クラウド登頂」プロジェクトが、ネットユーザー1000萬人を呼び込んだほか、清明節(先祖を祭る中國の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせた3連休中、北京の人気観光地?故宮はライブ配信を3度開催し、その視聴數は延べ2億4000萬回に達した。また、メーデー5連休中、山西省の五臺山、平遙古城、皇城相府などの観光地もライブ配信や5G技術を活用し、「クラウド観光」ができるよう取り組んだ。また、北京平谷區も華為と提攜し、その5Gやクラウドコンピューティングなどの技術を活用して、業界のイメージ化ソリューションを打ち出し、恒例行事の「桃の花祭り」をオンラインで開催し、全く新しい花見體験「クラウド桃花源」を実現した。
「クラウド観光」を代表とするスマート観光が現在、観光業界のモデル転換?高度化の突破口となりつつある。中國社會科學院観光研究センターの金準秘書長は、「5Gやバーチャル?リアリティ(VR)などは、観光業において、早くから応用されている。今後の旅行業界は、より先端の技術を組みわせて、観光サービスや體験のグレードアップを促進することを必要としている」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月9日
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