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対外貿易データからみる中國経済の高い強靱性
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· 2019-10-16 · ソース:人民網 |
タグ: 対外貿易;「一帯一路」;経済 | ![]() 印刷 |
稅関総署が14日に発表したデータによると、今年第1-3四半期の中國の対外貿易輸出入額は22兆9100億元(1元は約15.3円)に上り、前年同期比2.8%増加した。このうち輸出は12兆4800億元で同5.2%増加、輸入は10兆4300億元で同0.1%減少し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆500億元の黒字となり、黒字額は44.2%増加した。総じて言えば、同期の対外貿易の運営狀況は全體として安定し、安定の中で質を向上させる狀況だったといえる。「環球時報」が伝えた。
これらのデータには非常に大きな価値がある。中國と米國の新たな経済貿易ハイレベル協議がこのほど一連の分野で実質的な進展を遂げ、このよいニュースが14日國際市場で積極的な反応を引き起こした。しかし中國人にとってみれば、中國の対外貿易は非常に困難な環境の中でも引き続き成長を実現し、このことには並々ならぬ意義がある。ここには中國経済の高い強靱性が現れており、中國経済が中國內外の厳しい挑戦に立ち向かうために取った措置が有効だったことも物語る。米國が中國にあれほど激しい貿易戦爭をしかけても、世界は引き続き中國市場を非常に高く評価するのだ。
データをみると、今年第1-3四半期の中米貿易額の減少幅は大きく、これは貿易戦爭がもたらした直接的な損害だ。しかし中國と歐州連合(EU)、ASEANとの貿易額は目に見えて増加し、中米貿易の減少分を相殺し、これは中國が市場を積極的に開拓した結果だといえる。言及しなければならないのは、中國と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線國との輸出入額が同9.5%増加し、中國の対外貿易に占める割合が29%に達したことだ。このことから、中國の対外貿易が単一市場への依存度を大幅に引き下げ、1つの市場だけに頼ることはなく、貿易構造が最適化を続けていることがわかる。
中國の対外貿易はこれほどの転換を迅速に達成したが、それは決して容易ではなかった。貿易戦爭を背景としながら輸出が増加したことは、中國製品の競爭力を証明する。また世界貿易機関(WTO)の最新データでは、今年1-7月、中國の輸出入増加率がドイツ、日本、韓國などを上回り、中國は世界一の物品貿易大國の座を保った。こうした基礎があるため、中國経済の調整力はより強くなり、これから米國と「戦う」にしろ、「話し合う」にしろ、より大きな主導権をもつことになる。
過去1年あまりの貿易戦爭の洗禮を経て、中國人はとても深く、とても幅広い共通認識に到達した。「自分たちのことをしっかりやる、これこそが普遍の道理だ」という共通認識だ。中國社會は國家が開放を引き続き拡大すると同時に、中國の市場の容量を拡大し、中國経済の誘致力を増強することを斷固支持する。中國経済はさまざまな方向へ努力?向上し、一種のバタフライ効果を上げ、內部では雪だるま式に化學反応が次々に起こり、1+1が2以上になる結果をもたらした。
貿易戦爭の間、私たちは米國のエリートの一部の傲慢さを見聞きしてきた。中國経済の実際の動きが、彼らの吹聴する「一方的な勝利」をますます疑わしいものにしている。しかし米國にももののわかった人はおり、米國企業の多くは初めから中國との貿易戦爭発動に反対してきた。中國経済がより強大な內在的原動力を示し、中國市場の魅力がますます高まり、米國市場への依存度がますます低下した時、米國社會では冷靜な意見が支配的になるとみられる。
中國経済は今まさに「換骨奪胎」の歴史的モデル転換期を経ており、そのプロセスは決して楽なものではない。私たちは困難を十分に予想していれば、困難に驚くことはなくなる。中國経済の軌跡には、中國人の勤勉さ、強靱さ、楽観的といった民族性も反映される。こうした品格を備えた國民がいれば、中國の未來は必ず素晴らしいものになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年10月16日
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