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若者は睡眠難民? 現在展開続ける1兆元規模の睡眠産業市場
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· 2019-10-16 · ソース:人民網 |
タグ: 若者;睡眠;経済 | ![]() 印刷 |
ある電子商取引プラットフォームのデータによると、2019年以降、睡眠補助用品?健康食品の取引數が大幅に増加している。意外なのは、こうした商品を購入する人の62%が20-29歳の「90後(1990年代生まれ)」世代であることだ。
「90後」が睡眠補助商品消費の主力に
1997年生まれの易飛さん(男性)は今年大學4年生。大學入學以來、易さんは毎日深夜2時ごろに寢る生活習慣をほぼ続けてきたが、昨年から急にひどい不眠に悩まされるようになった。易さんはメラトニンや耳栓、アイマスクなど睡眠補助商品を買うようになり、1年足らずで約500元(1元は約15.37円)も使ってしまったという。
1992年生まれの小羽さん(女性)はインターネット業界に従事しており、やはり自分の睡眠のためには「投資」を惜しまない。小羽さんは、「この2年で健康食品や寢具に使ったお金は約4千元。最近も約800元のラテックス枕を買った」と明かした。
睡眠補助商品以外にも、スマホのアプリストアには、催眠音楽アプリや、冥想などのスクールが打ち出している睡眠補助アプリが數十種類もある。業界専門家によると、現在中國國內では睡眠産業が臺頭してきており、中國の睡眠産業の市場規模は2030年には1兆元を突破する見通しだという。
全國衛生産業企業管理協會睡眠産業分會の汪光亮會長は、「睡眠産業はここ數年、毎年ほぼ約20%の成長を続けており、市場キャパシティは無限だ」と明かす。
眠れない若者たち、原因はスマホとストレス
全國衛生産業企業管理協會の「中國睡眠指數」では、睡眠の質を「ぐっすり眠れる」、「気持ちよく眠れる」、「なかなか眠れない」、「眠れなくてイライラする」、「不眠」の5つのレベルに分けている。調査によると、「90後」で睡眠について「なかなか眠れない」、「眠れなくてイライラする」、「不眠」と回答した人の合計數が全體に占める割合は68.2%に達していた。また、「90後」の平均就寢時間は午後11時50分で、「寢るのが一番遅い」のも「90後」の睡眠を表す特徴だった。
「90後」が眠れずに寢返りを繰り返す原因は何か?「2019中國睡眠指數報告」によると、54.3%の「90後」は就寢前にスマホを見たりipadなど電子機器を操作したりしており、就寢前にスマホを見る時間は平均で50分だった。夜は「90後」が自分らしさを追求し、ストレスから解放される時間になっている。このほか、家に閉じこもる生活や、運動不足、ナイトライフの豊かさも原因となっていた。
中國醫師協會睡眠醫學専門委員會主任委員の葉京英氏は、「晝夜のリズムは主に光によって維持されている。晝間に太陽の光を見ず、夜に明るい光の下にいると、リズムが崩れてしまいやすい。ぐっすり寢たければ、規則正しい生活を送り、寢る前には電子機器を操作せず、紙の本を読んだり、リラックスできるような軽い運動をしたりするとよい」とアドバイスしている。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年10月16日
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